◇12日 ラグビートップリーグ第1節 トヨタ自動車29-31ヤマハ発動機(ヤマハ)
W杯後初のシーズンとなるラグビートップリーグが12日、各地で開幕した。姫野和樹(25)が主将を務めるトヨタ自動車は、静岡県磐田市のヤマハスタジアムでヤマハ発動機と対戦、29―31で敗れた。
昨季TLの3位と4位が激突する開幕戦屈指の好カード。試合終了の笛が響くまでどちらが勝つかわからない展開に、大観衆のスタジアムは歓声と悲鳴が入り乱れた。2点差で敗れたトヨタ自動車の姫野和樹主将は悔しさをにじませながらも、「声援がすごく聞こえて力になった」とW杯熱が冷めやらないファンの前でプレーできる喜びをかみしめた。
トヨタは序盤からヤマハ発動機のスクラムに苦しめられた。前半11分にスクラムから認定トライで先制されると、交代で入ったプロップ浅岡俊亮は追い上げムードの後半30分にスクラムでシンビンの反則を取られ、10分退場となった。
ヤマハ発でTL屈指の強力スクラムを指導するのは、4季ぶりに復帰した日本代表の長谷川慎スクラムコーチ。姫野は「慎さんのスクラムがあんなに嫌なのかと思い知らされた。自分たちの間合いで組めなかった」と振り返った。
そんな中でも、W杯ニュージーランド主将でナンバー8のリードや王者南アフリカのFBルルーに大卒ルーキーと、新加入組が躍動した。今季は不祥事でチーム練習の再開が昨年11月と出遅れた。連係不足に不安を抱えていたことを考えると、大きな伸びしろを感じさせる内容だった。
「今日は初めて試合に出る若い選手がたくさんいた。これから成長できる余地がある」と姫野。次戦は強敵パナソニック。チーム方針の一つである「カイゼン(改善)」で進化を証明する。