FC東京のMF平川怜(19)は昨季途中から期限付き移籍していたJ2鹿児島から復帰。沖縄・国頭キャンプ6日目の12日、青赤のユニホームに再び袖を通し、改めてスタートを切る今季に懸ける思いを聞いた。(聞き手・馬場康平)
―鹿児島での半年間は今後に生きそうか
平川「初めての移籍でしたが、想像した以上でした。残留争いの中で試合をできたことは本当に貴重な経験だった。もっと試合経験が積めれば良かったが、向こうで気づけたことがたくさんあった。この半年間は無駄ではなかったと、証明したい」
―どんな気づきがあったのか
「チームの中で絶対的な存在になれなかったから試合にも出られなかった。そういう捉え方ができるようになった。どちらかというと、精神的に強くなったと思う」
―今季はどこを伸ばしたいか
「自分に足りないところを伸ばしていきたい。走力、運動量が必要になる」
―MF久保建(現マジョルカ)も横浜Mへの期限付き移籍から復帰した後にブレークしたが
「精神的なところが、自分も欠けていた。気持ちの面で自分も強くなった。どんどん上に行きたいし、海外に行きたいという目標は変わらない。勝負の1年。東京でポジション(定位置)を奪いたい」