今日は子育ての話です。
子供が何をやっても長続きしない理由は?
何をやっても長続きしない子供がいます。
部活をやっても、練習が辛いとさぼりがちになってやめてしまう。
塾に行ってもやる気がなく、課題が出来ずにやめていく。
どうしてこうなるのか考えてみると、子供よりも親の方に問題がある場合があります。
どういうことかと言うと、そもそも本人にやる気がないのにやらせているからです。
自分では、どうにも出来ないほどの困難にあえば、やめてしまう場合はありますが、本人が、本当にやりたいと思っていれば、多少の困難にあったぐらいではやめたりしないと思います。
親は、子供のためと思って、あれこれと口を出して、いろいろやらせますが、本人のやる気に目を向けていないことがあります。
子供が小さいうちは、いろいろな体験をさせてあげることが必要です。親の勧めで何かをやらせる事があってもいいと思います。初めはやる気がなくてもやってみたら、面白くて長く続くこともあるからです。
ただ、中学生ともなると本人のやる気は必須です。
自分のことに置き換えて考えみると
はたして「中学生の頃に、親の言うことを素直に聞けただろうか?」と考えます。
私は、親の言う事がうるさく感じて、反抗的な態度をとったことがあります。
思春期は、そういう反応が普通なのではないかと思います。ただ、中には親に反抗出来ずに、言いなりになってしまう子供もいます。
最初のうちは言う通りにできても、それが、だんだんと破綻する時がきます。
「でも、それが成長なんじゃないでしょうか?」
親の言いなりのまま、大人になる方が怖いと思います。親は、反抗してくることに慌てたり、腹を立てるよりも「成長したんだな。」と思った方がいいでしょう。
子供を見守る事も大事
今度は、子供が自分で本当にやりたいことを見つける番です。
今まで自分で考えることをせずに、親の意見ばかりを聞いていると、自分で何をしたらいいのかわからない場合があります。
そうなると、目標もなくただ毎日をだらだらと過ごしがちになります。
親としては心配ですし、困ってしまいますが、本人がその状況を変えようと思わない限りは、なかなか変えるのは難しいです。
中学時代は長い人生から見れば、まだまだ序盤の方です。のんびりと過ごすうちに、いずれ自分で何かを見つけるでしょう。それを待ってあげることも時には必要です。
子育てで大事なのは?
子育てで大事なのは、子供が自立できるように手助けをすることです。
子供が小さいうちは、うちの子は「言葉を覚えるのが早い」とか「運動が出来る」もしかしたら天才かもしれないと思ったり、「出来ないこと」や「人と比べて劣っていること」を心配しがちです。
でも、子供が大きくなってみると、そんな事は心配しなくても良かったなと思います。
子供によって成長の早さは違いますし、出来ないことがあってもそれを個性と受けとめることが大事です。
そんな事に重きを置くよりも、自立できるように手助けをするという気持ちで育てることが大事です。
それは、ことさらに厳しくするということではなく、だからといってわがままを聞いて甘やかすことでもありません。
子供にやってはいけないことをきちんと教えてあげるのは当然のことです。
子供はわがままを言うものです。
わがままを全て受け入れるのではなく、「そう言う気持ちなんだね。」と気持ちをうまく受けとめてあげることが大事です。そうすることで、子供の気持ちが落ち着ついてきます。
そうすればいいとは、頭ではよくわかっているのですが、実戦するのはなかなか難しいことです。
こちらの心に余裕がある時は出来るのですが、余裕がない時はイライラしたり、カッとなって怒ってしまうことがあります。
そういう時は、ストレスを溜めないように何か息抜きをした方が良いです。
子供のやる気を育てるには?
では、やる気を育てる子育てとはどういうものでしょうか?
生まれた時は、子供はやりたいことばかりです。いろいろな事に興味を持ち、やる気に満ちています。
それが、親の対応によってやる気をなくしたり、だんだん何もやらない子供になってしまうことがあります。
自分の子育てを考えてみると、長男には過干渉だったと思います。危ないからとあれこれと口を出し、やる気を失わせてしまったことがあったなと反省をしています。
次男の場合は、こちらにも子育ての経験がありますので、寛容に接することが出来ました。
そのおかげか、次男は自立心が高く、自分のやりたいことや進む道をもうだいたい決めているようです。
そう考えると、子供のやる気を育てるには、親の心の余裕と寛容さが大事だったと思います。
最後に
初めての子育てとなると、こちらは親になるのは初めての経験ですし、うまくいかない事が数多くあります。そのため悩みは尽きません。
親になると、自分が子供だった頃の気持ちを忘れてしまいがちです。
ですが、自分の親に会うことで、その頃の気持ちを思い出すことが出来ます。
親の前では、知らず知らずのうちに子供に戻る瞬間があります。
自分の親の対応で、嫌だったことや自分がこうしてもらいたかったことを思い出すことで、自分の子供にも生かすことが出来ると思います。
そう言う意味でも親の存在は大きいです。
良いところは見習い、悪いことは見直す。
「そうすれば良かったな」と今になって思います。
おまけ
今日のココです。
近寄って来たなと思ったら、このあと足を噛んできました!
「どういうことなの?」