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【芸能・社会】EXILE 15人で台湾版「紅白」に出場 チーリンと結婚のAKIRAは大人気2020年1月13日 紙面から
【台北=江川悠】ダンス&ボーカルグループ「EXILE」が12日、当地の台北アリーナで、旧正月の大みそかである今月24日に台湾電視公司(台湾テレビ)で放送される台湾版の紅白歌合戦「2020超級巨星紅白藝能大賞」の収録に臨んだ。現役メンバー15人全員で台湾を訪れるのは初めてで、同番組が台湾での初パフォーマンス。スペシャルゲストとして出演し、白組のトリを飾った。 中国語で「放浪兄弟」と表記されるEXILEが全員で台湾にやってきた。11日に台北の松山空港にメンバーが到着した際「WE〓EXILE」などと横断幕を掲げるファン500人から熱烈歓迎を受けた。そして翌日、現地の新聞で軒並み大見出しをかっさらったのは、AKIRA(38)だった。 昨年6月に台湾のモデルで女優のリン・チーリン(45)と結婚後、国民的お姉さんの夫=国民的お兄さん「国民姐夫」という愛称で注目を集めている。番組収録に先駆け、12日に行われたEXILEの単独会見には、テレビカメラ30台がずらり。冒頭でAKIRAが「大家久等了!」(=みなさん、お待たせしました)などと流ちょうな中国語であいさつすると、約100人の現地メディアから大きな歓声が上がった。 EXILE全員での海外でのパフォーマンスは2011年10月の「第2回日越友好音楽祭」(ベトナム・ハノイ)以来8年3カ月ぶりとなる。きっかけを問われると、ATSUSHI(39)が「結婚したAKIRAさんのお祝いで」と即答。AKIRAも「結婚してから台湾やアジアの方々に温かく迎えていただいて、祝福の声をいただいて感謝の気持ちでいっぱい。一番の恩返しはパフォーマンスだと思い、メンバーに相談したら『AKIRAさんのために行くよ』とみんな力強く言ってくれました」とうれしそうに振り返った。 台湾初パフォーマンスに選んだのは、活動休止をへて3年ぶりに18年のNHK紅白歌合戦でも披露した「Heads or Tails」だった。ATSUSHIが「復活して一発目にみんなでミュージックビデオを撮った曲。今のEXILEの勢いを象徴する曲」と説明した。 白組のトリとして大きな爪痕を残したEXILE。ATSUSHIが「(EXILEが台湾でも)人気があるといううわさは聞いていたけど、実際来てみて空港であれだけ歓迎してくれて、初めて熱を感じました」と語れば、TAKAHIRO(35)も「紅白の番組に出演させていただいて、そのうちきっとEXILEメンバーでもっと長い時間楽しんでいただけるライブができたらと思います」と、単独ライブ開催に意欲を示した。 ※ 〓はハートマーク
◆夫妻でメンバーに贈り物「嫁と話して、メンバーに喜んでもらおうと思いまして」。AKIRA&チーリン夫妻は、EXILEメンバーが宿泊するホテルの部屋にひとりずつ、ウエルカムプレゼントを用意した。台湾名産のパイナップルケーキと茶葉に、チーリンが「Welcome to Taiwan!」などと和紙に書いた直筆メッセージを添えたそうで、ATSUSHIは「感動しました」。TAKAHIROも「とてもパワーを頂きました」と感想を語った。 チーリンは「超級巨星紅白藝能大賞」に出演することも喜んでくれたといい、AKIRAはこの日、「加油!」(=頑張って!)と激励されたことを明かした。 ◆超級巨星紅白藝能大賞台湾最大の地上波テレビチャンネル台湾電視公司(台湾テレビ)が2010年から放送を開始した旧正月の大みそか特番。今年で11回目を迎える。NHK紅白歌合戦と同様、紅組と白組に分かれパフォーマンスで対決、収録は1万1000人を収容する台湾最大級の施設・台北アリーナで行われる。昨年は台湾の総人口約2359万人に対し、約370万人が視聴。7人に1人は見る超人気番組となっている。日本人アーティストでは11年に青山テルマと中孝介、12年に西野カナ、17年に中島美嘉とT.M.Revolutionこと西川貴教、昨年はASKAらが出演している。
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