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【ドラニュース】

大野奨の肩がグレードアップ 「後ろを向いて投げる」感覚つかみ送球面に大きな収穫

2020年1月13日 紙面から

捕球からの送球練習をする大野奨=鳥取市の美保球場で(中嶋大撮影)

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 例年以上に中身の濃い9日間だった。この日で鳥取での自主トレを打ち上げた大野奨。小山代表とじっくり話す中で得られた収穫を強調した。

 「肘を壊してからスローイングの感覚がしっくりきていなかった。先生の話を聞いて、何個か取り入れたことで感覚が戻りつつある。シーズンがかなり楽しみです」

 1月に鳥取を訪れるのは数年ぶり。2017年の右肘手術後初めて、送球面の不安を訴えた。受けた助言の一つが「投げるときに後ろを向きなさい」。以前は理解しきれなかった言葉が今回はふに落ちた。

 「僕はボールや相手を目で追ってしまう癖がある。目で追うことで肘が止まる。腕が止まる。しならない。だから後ろを向きなさい。見ないで投げなさいということなのだと思う。今年に入ってやっと分かりました」

 この日は施設近くの球場でキャッチボールやロングティー、フリー打撃もこなし、小山代表を「肩は復活というよりグレードアップしている。こんな奨太は見たことない」とうならせた。FA移籍3年目。「とにかく試合に出たい」。遅ればせながら本領を発揮する。 (高橋雅人)

 

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