中日・柳裕也投手(25)が12日、名古屋市中村区の「エディオン名古屋本店」で小笠原慎之介投手(22)とトークショーをした。昨季11勝(7敗)を挙げて自身初の2桁勝利をマークした右腕は、本拠地の勝敗に注目。昨季4勝4敗で通算7勝8敗。ゴロを打たせる投球で自身初の本拠地勝ち越しを狙う。
「我が家でゴロゴロ」が今季のテーマの一つになる。「ナゴヤドームで勝ちたいです。ビジターはビジターの大変さがありますけど…。フライよりゴロの方が確実。オーバーフェンスという大けがもありません」
新人の2017年から本拠地成績は1勝2敗(防御率4・50)、2勝2敗(同2・56)、4勝4敗で同3・70と推移。今年こそ球界屈指のピッチャーズパークを味方に付けたい。
「技だけでは行き詰まる。苦しくなった時、真っ向勝負になる。ドラゴンズの守備は最強なので、ゴロを打たせればアウトにしてくれます」。変化球の出し入れか、速球でパワー勝負を挑むか。データと感性のバランスを安定させて最適解を導き出す。
今は大阪での自主トレ真っ最中。開幕投手への問には「エースは大野さんですから。まず開幕1軍です」。足元を確認しながら一歩ずつエース道を進む。 (川本光憲)