荒木1軍内野守備走塁コーチが屋内練習場でノックを受ける新人選手を視察し、軽快にステップを踏んで打球を処理する石川昂を高評価した。
身長185センチで体重は90キロを超える。そんな大柄な体が遊撃と一、二塁間の位置でスムーズに動くと、ゴールデングラブ賞を6年連続受賞した荒木コーチは「いい受け方をするね。足の使い方がうまい」とうなずいた。レジェンドの言葉を伝え聞いた石川昂は「足はいつも意識しているところなのでうれしいです」と目を輝かせた。ゼッケンの「2」は荒木コーチが2018年までの23年間、背負っていた思い入れのある数字。「似合っていましたね。ユニホーム姿を見るのも楽しみです」。背番号2の後継者を頼もしげに見つめていた。