オープンカラーシャツは長袖を選べば春からだって楽しめる

オープンカラーシャツは長袖を選べば春からだって楽しめる

リラックス感を押し出しつつ、きっちりも着られるオープンカラーシャツ。夏は軽快に半袖が鉄板だが、長袖のそれを選べば、異なる雰囲気で楽しむことができる。

牟田神 佑介

2019.04.22

トップス
シャツ
開襟・オープンカラーシャツ

人気継続のオープンカラーシャツを、“今”着るなら

シャツのかっちり感を持ちつつも、首元に程良い抜けを生み出してくれるオープンカラーシャツ。元はアロハシャツに代表されるカジュアル色の強いトップスだったが、今ではクリーンな雰囲気のオープンカラーシャツが多数リリースされたことで、一躍メンズシャツトレンドの上位に。その波は2019年も継続しており、すでに春の着こなしに取り入れているファッショニスタも散見されている。

人気継続のオープンカラーシャツを、“今”着るなら

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まだ朝晩と肌寒さも残る春から初夏にかけては、長袖を選ぶのも1つの手段。半袖よりもきれいめな印象があり、写真のようにカフ(袖布)の付いたモノならカーディガンやライトアウターとのレイヤード時にも程良く主張してくれる。今回は、そんな長袖のオープンカラーシャツの着こなしについて解説しつつ、注目アイテムをピックアップ。明日から役立つ即戦力の1枚を、探してみよう。

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山崎 サトシ

オープンカラーシャツ、スタイリングの流儀

襟元が特徴的なアイテムだからこそ、ことレイヤード時の合わせ方には注意が必要。オープンカラーシャツと相性の良いアイテムとは何か。また着こなしの際の注意点とは。そして、1枚で着用するときも大人っぽく装うには。その答えをファッショニスタの着こなしを例にチェックしていこう。

コーデ1アウターとの重ね着は、小襟のモノなら首元がすっきり収まる

アウターとの重ね着は、小襟のモノなら首元がすっきり収まる

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中綿を抜いた軽やかなシルエットのMA-1にオープンカラーシャツをイン。ペールピンクの柔らかな色みも手伝って、非常に優しげなムードを作り出した。アウターの襟の主張も控えめなので、気になるシャツ襟の収まりもご覧の通り。首元の好アクセントとして機能している。襟の間にのぞく黒Tや、黒のラインスラックスで着こなしをスポーティに引き締めている点にも注目。

着こなし2リラックスムードを加速する春コートとは好相性

リラックスムードを加速する春コートとは好相性

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ゆったりと風をはらむ春素材のコートとオープンカラーシャツは好マッチ。どちらも着こなしに程良い抜け感を作ってくれるアイテム同士、ケンカをせずサラッとまとまってくれる。細身のパンツを合わせてメリハリを出してもいいが、トレンドのワイドパンツと合わせても統一感が出しやすいのでおすすめだ。そのパンツも、コートの動きを阻害しない柔らかな素材を選ぶと良いだろう。

着こなし3シャツジャケット風に使うなら、ややオーバーサイズを選ぶべし

シャツジャケット風に使うなら、ややオーバーサイズを選ぶべし

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襟にデザインがある分、カットソーにサラッと羽織ってアウター感覚で使えるのもオープンカラーシャツの魅力。この場合多少ルーズなサイズ感のほうが着こなしに雰囲気を出せる。大人っぽく着こなすなら、バランスを取るように他のアイテムをシャープに揃えたいところ。ちなみにオープンカラーシャツの色が淡い場合、パンツの色を引き締めることで全体としてすっきりとした印象に仕上がる。

着こなし4前を閉じて1枚で着こなすなら、シンプルに徹しよう

前を閉じて1枚で着こなすなら、シンプルに徹しよう

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オープンカラーシャツは、前を閉じてミニマルに装っても十分洒落感を与えられる。ベーシックなレギュラーカラーシャツを1枚で着るときと比べても、格段に使い勝手が良い。サイジングや柄で個性を出そうとすると逆に子供っぽく見えてしまう可能性もあるので、あくまでジャストサイズでクリーンに仕上げるのが大人にはふさわしいだろう。

とはいえ、こちらのコーデのようにさりげなく小物でこだわるのは有効だ。黒の色合わせをしたサングラスとシューズなど、シンプルな着こなしの中に洒脱なセンスが漂う。

着こなしの幅が広がる、人気ブランドのオープンカラーシャツ

今季もさまざまなブランドから展開されるオープンカラーシャツ。数あるなかから、比較的コーデに取り入れやすく、TASCLAP世代の男性に馴染む7枚を厳選セレクトしてみた。

1枚目『ビームスプラス』シャンブレー ミリタリー オープンカラーシャツ

『ビームスプラス』シャンブレー ミリタリー オープンカラーシャツ

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男らしく骨太なアイテムに定評のある『ビームスプラス』。このシャツも、USネイビーのユーティリティーシャツをモチーフに、肉感のあるシャンブレー素材であつらえている。旧式のシャトル織り機でゆっくり織り上げたシャンブレー地は、空気を含んだムラ感のある生地感が特徴的。縫製などもヴィンテージアイテムに則って行われており、存在感は抜群だ。

2枚目『アダムエロぺ』羽織シャツ

『アダムエロぺ』羽織シャツ

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吸水速乾性に優れたエバレットという高機能素材を使用したオープンカラーシャツ。『アダムエロぺ』が得意とするシックなムードを、細かな千鳥模様で表現している。フロントにボタンもジップもないデザインのため、カーディガン感覚でTシャツの上からサッと羽織れば即抜け感のある着こなしが完成する。

3枚目『スティーブンアラン』MONTI BOX CAMP COLLAR SHIRT-BOLD

『スティーブンアラン』MONTI BOX CAMP COLLAR SHIRT-BOLD

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イタリアのシャツメーカー「モンティ」社の生地を使用したオープンカラーシャツ。麻100%ながらクリーンに着こなせる落ち着いた配色と、絣のようなさりげない柄のアクセントにより、1枚で着てもサマになる大人っぽいデザインに仕上がっている。シルエットはトレンドに則りややオーバーサイズ。だが、着丈はすっきり短めにまとめているため、ルーズな印象とは無縁だ。

4枚目『ワーク ノット ワーク』セルビッチデニムオープンカラーシャツ

『ワーク ノット ワーク』セルビッチデニムオープンカラーシャツ

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古着のように洗いがかかった、こなれた風合いが特徴的な『ワーク ノット ワーク』のデニムオープンカラーシャツ。商品名のとおり胸ポケットにはセルビッチ(赤耳)デザインが施されており、着心地の良いゆったりとしたシルエットのなかで小粋なアイキャッチとして生きている。あえてレイヤードや小物で遊ばず、シンプルに着こなしても成立する存在感のある1枚だ。

5枚目『ユナイテッドアローズ』ギャザー シャツ ブルゾン

『ユナイテッドアローズ』ギャザー シャツ ブルゾン

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裾を絞るようにギャザー(ひだ)を入れることで、ブルゾンライクなルックスに昇華。ポリエステルに麻を混紡することで、ハリと涼感を獲得した春から初夏にかけての羽織りとして最適なシャツへと仕上がっている。丈もショートに設定されているので、インナーに柄を差してアクセントをつけるのも有効だ。

6枚目『LF』オープンカラーシャツアウター

『LF』オープンカラーシャツアウター

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国内外の高感度なブランドを取り扱うセレクトショップ『ラブレス』と、東京発のコレクションブランド『ファクトタム』の協業によるカプセルコレクション『LF(エルエフ)』。同ブランドから、ナイロンをベースに、コットンとリネンを混紡した質感豊かな素材を用いて、大きく肩を落とした羽織りとしてのオープンカラーシャツが提案された。ワークウェアをソースとしているだけに、大ぶりなパッチポケットが目を引くデザインに。

7枚目『エディフィス』JAPAN Fab. フェイクスエード オープンカラーシャツ

『エディフィス』JAPAN Fab. フェイクスエード オープンカラーシャツ

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ドレープの美しさに加え、高級感あるスエード調の素材感がハマるオリジナルシャツ。生地表面にはスエードのように優しい起毛感があり、ミニマルなシルエットながらそれだけで着こなしを完成させられる存在感に満ちている。左胸の大ぶりなパッチポケットも着こなしのポイントに。

「Men’s JOKER」、「STREET JACK」と男性ファッション誌を経た後、腕時計誌の創刊に携わり現職。メンズ誌で7年間ジャンルレスに経験してきた背景を生かし、TASCLAPでは主に腕時計や革靴、バッグなど革小物に関する記事を担当している。
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