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検察「正常心理」、責任能力争点
障害者殺傷、被告側は「別人格」

社会 共同通信  2020年01月08日 16:42

 植松聖被告=2016年7月
 植松聖被告=2016年7月

 相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で2016年7月、入所者ら45人が殺傷された事件で、殺人罪などに問われた元職員植松聖被告(29)の弁護側は8日、横浜地裁の裁判員裁判初公判で無罪を主張した。冒頭陳述で「被告は事件当時、大麻精神病により別人になった結果、事件が起きた」と訴えた。

 検察側は「正常心理の範囲内。大麻の影響で決意が強まったり、時期が早まったりしたにすぎない」と反論した。刑事責任能力の有無や程度が争点となる。

 植松被告は午前中、殺傷などの罪を認めて謝罪した直後に、右手の小指をかみ切ろうとしたため退廷を命じられ、被告不在のまま審理が続いた。


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