前回大会覇者の青森山田は12日、東京都内で約1時間、軽めのトレーニングで最終調整。黒田剛監督は「1年間、積み上げてきたことをどこまで忠実にできるかということに尽きる」と語り、「連覇ではなく、自分たちの最高のパフォーマンスを出すことだけを考えて臨ませたい」と自然体を強調した。
今大会4得点を挙げている1年生ボランチの松木玖生(くりゅう)は「先輩とやるのも残り1試合。最後は勝って終わりたいという気持ちが強い。楽しみたいという自分自身の目標も成し遂げたい」と意欲満々。青森山田中3年だった前回大会決勝はスタンドから歓喜の瞬間を見詰めていたとあって、松木は「今度はグランド上から素晴らしい景色を見たい」と表情を引き締めた。