アストロズは、頭が痛いオフが続く。大リーグは10日、年俸調停権を持つ選手と球団が互いに主張する今季年俸の提出期限を迎え、合意できなかった大物も続出した。年俸調停は2月3日にスタートするが、双方は合意額を模索して交渉を続ける。大リーグ公式サイトなどが報じた。
主張額に最も大きな差があったのは、アストロズのジョージ・スプリンガー外野手(30)。来季年俸2250万ドル(約24億6400万円)を希望する一方、球団は同1750万ドル(約19億1600万円)が妥当とし、その隔たりは5億円超。年俸調停は避けられなさそうな情勢だ。
3年連続で球宴選出された昨季は、リーグ5位の39本塁打、同13位の96打点をマークした。今オフのアストロズは2017年のサイン盗み疑惑が浮上。大リーグ機構が大々的な調査を行い、近日中に厳しい処分を下す見込みだと伝えられる。
他にも、球宴選出2度、昨季ゴールドグラブ賞を獲得したフィリーズのリアルミュート捕手は同1240万ドル(約13億5800万円)を、球団は同1000万ドル(約10億1000万円)を主張。
こちらも球宴選出2度に加え、昨季37セーブを挙げたブルワーズの救援左腕ヘイダーは、同640万ドル(約7億800万円)を求めたが、球団提出額は同410万ドル(約4億4900万円)だった。