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こひー書店(cohii book store)

コーヒー愛好家の大学生です。主に人生の役に立ちそうな事を発信します。本ブログの内容は個人的見解も含まれますのであくまで一説です思考の材料にしてください。お問い合わせkazudasa@gmail.com

自分磨きをするなら読むべき名著「7つの習慣」"書評・要約" 挫折しようが関係ない?

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今回は名著である、自己啓発に関連する書籍として、日本でも最も有名といっていい本の1つである。7つの習慣を紹介していきます!

 

7つの習慣とは、「依存」から「自立」、「相互依存」へと至る、成長の連続体を導くプロセスは、「私的成功の習慣」「公的成功の習慣」「再新再生の習慣」と大きく3段階に分類することができます。

 

本書は表面的なテクニックによって成功しようとする「個性主義」の方法ではなく、「誠意・謙虚・誠実・勇気・忍耐」など人間の内面にある人格的な部分を磨く「人格主義」でしか真の成功は得られないと著者は指摘しています。

 

人格を磨くための具体的な習慣「行動指針・思考指針」を示すということが改めて強調されています。

 

私もこれまで読んだ本の中で、最も良い影響を受けた1冊です。

 

7つの習慣の1つ1つの習慣の言葉を覚えたとしても、時間が経つにつれ、自らの解釈でその意味合いを変えてしまう恐れが強い本だと考えており、ぜひ、定期的に本書を読み返してください。内容が濃いので一回読んだだけでは理解が難しいです。それだけ内容の充実した本です。

 

著者は、最近の50年間に出版された「成功に関する文献」は、社交的なイメージのつくり方やその場しのぎのテクニックばかりを取り上げており、どれも表面的だということに気付いた。そうした考え方を「個性主義」と著者は指摘しています。

 

7つの習慣」は人格を磨くための基本的な原則を具体的なかたちにしたものです。その原則を守ることで、自らが変わり結果を引き寄せていく、という新しいパラダイム(物事の見方)を手に入れることができます。

 

第一「主体的である」

今の時代はでは人格は、状況や条件付けによって決定されると考えられています。私たちは遺伝子によって、育ちや子ども時代の体験によって、取り巻く環境の中にによる様々な要因が存在します。

 

つまり、条件、状況、出来事に影響されることなく自分の意思と価値観に基づき行動しています。しかし自分の不幸を他の何かのせいにする人は多いと考えられます。

 

このような考え方は、何らかの刺激によって反応(人格)が決まるという考え方です。今自分が不幸であると何年も感じていた方にとっては、その状況は自分が選んだことだという考え方は受け入れにくいが、深く正直に「今日の自分があるのは、過去の選択の結果だ」と言えなければ、「私は他の道を選択する」と言うこともできないのです。状況や条件付けが人格に影響を与え得ることは多いように感じます。自分は人生の創造主でどういう反応をするか選択する責任があります。それを自覚することが7つの習慣に大切な基盤となります。

 

第二「終わりを描くことから始める」

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第二の習慣は「終わりを思い描くことから始める」は、人生におけるすべての行動を測る基準とするために、自分の人生の最後を思い描き、それを念頭において今日という一日を始めることです。たしか、朝に死をイメージすることで1日の生産性が上がると言った事を聞いたことがありますし歴史に名を残した人なんかは毎日今日が人生最後の日と思って生きるという人もいます。自分自身が思う大切にしたいものを頭の中で考え、そのイメージどおりになるように日々生活していれば、人生が望まない方向に進んでいってしまうことはないはずです。この習慣を身につけるには、どうなりたいのか?何をしたいのか?それらの土台となる原則を書くのが効果的だと書かれています。「安定、指針、知恵、力」の4つの要素の源になっているかどうかを定期的に見直す習慣を身につけましょう。

 

第三「最優先事項を優先する」

第3の習慣はマネジメント優先すべきことを優先して行えるようにすることです。自分を律して実行することがマネジメントには必要なのです。成功者たちの共通点は、成功していない人たちの嫌がることを実行に移す習慣を身につけているということです。彼らも、必ずしも好きでそれをやっているわけではないが、自らの嫌だという感情を目的意識の強さに服従させているのです。「共感による傾聴」で、自分のことはそのあとで理解してもらいお互いが力を合わせていくことが大切とされています。

 

第四「Win-Winを考える」

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Win-Win」とは、すべての人間関係において、必ずお互いの利益になる結果を見つけようとする考え方と姿勢です。強いか弱いか、厳しいか甘いか、勝つか負けるか、物事を二者択一で考えがちです。しかし成功や幸せは良好な人間関係のうえに成立します。「Win-Win」とはお互いの利益になる結果を見出す考え方と姿勢で、「あらゆる人間関係の成功を築く基礎」てます。Win-Winの考え方を発展させたものとして、「Win-Win or No Deal」という考え方もあります。これは、どちらかが妥協する案しか解決策がないならば、どちらの方法もとらない、という考え方である。結果的に丸くおさまします。

 

Win-Winを成り立たせるには

 

  • 人格
  • 人間関係
  • 協定
  • システム
  • プロセス

の5つが必要です。

 

第五「まず理解に徹し、そして理解される」


私たちは自分の過去の経験を相手の話に重ね合わせてしまいます。そのせいで人の話を聞きながら、同意したり反対したり、自分の視点から質問したり、助言したりしがちになってしまいます。はいえ相手は理解されたと感じられなくなってしまい、結果として自分のことが相手に理解されることもありません。これは特に、親子のコミュニケーションなどでよく見られる特徴です。話の聞き方のレベルで、最高レベルのスキルは、「共感による傾聴」です。

 

これは、相手を理解しようと聴くことであり、相手の身になって聴くことです。

 

基本的に傾聴は、相手の言葉をそのまま繰り返すことです。次に相手の言葉を自分の言葉に置き換えることです。そして、相手の気持ちを言葉にすることです。相手の言葉を自分の言葉に置き換えると同時に、相手の気持ちも言葉にしますがこれが難しいです。

 

第六「シナジーを作り出す」

シナジーを創り出すコミュニケーションでは、相互がそれぞれ出す最初の案よりも良い、第3の案を生み出すことができます。互いの違いを尊重することがシナジーの本質なのです。「他者とのコミュニケーションが相乗効果的に展開すると、頭と心が解放されて新しい可能性や選択肢を受け入れ、自分のほうからも新しい自由な発想が出てくる」とされています。お互いが自立しているからこそ、他者を知的・感情的・心理的に違う存在として尊重できるようになるのです。

 

第七「刀を研ぐ」

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刃を研ぐとは、再新再生のプロセスの1つです。つまりは、他の習慣を果たすために最も重要なあなた自身の価値を維持し高めていくための習慣なのです。

 

私たちをつくっている四つの側面「肉体、精神、知性、社会・情緒」の刃を研ぎましょう。

 

肉体的側面の刃を研ぐというのは、自分の肉体に効果的に気を配り、大切にすることです。体に良いものを食べて十分な休養をとり定期的に運動することが重要視されています。

 

精神的側面は、あなたの核で価値観を守り抜こうとする意志なのです。刃を研ぐ方法は、人によって全く異なります。著者の場合は、毎日聖書を読み、祈り、瞑想することが精神の再新再生になっています。知的側面の刃を研ぐこととは、継続的に学ぶこと、知性を磨き広げていく努力をすることなのです。日頃から知識を吸収して知性を広げていこうと思ったら、優れた文学を読む習慣を身につける以外に方法はありません。ぜひ本を読む習慣をつけてみてください!社会・情緒的側面の刃は、日々他者と接している中で研ぐことができるが、個人的には人と比べるとあまり良くないので幻想の自分を打ち立ててその自分と競争しましょう。

 

まとめ的なもの

本書の内容わいざ実践するとなると難しさを感じる人もいると思います。しかし途中で挫折しても心配無用です。なぜなら著者自身も「7つの習慣は完全には習得できない人生の原則」と痛感しています。だからこそ繰り返し読み、ひとつずつ螺旋階段をあがるようにできることからはじめましょう!結果は必ずついてきます。それこそが本書が歴史的名著といわれる理由だと思います。本は読むだけではなくて使うものなのでぜひインプットしてアウトプットしていってください!!