福岡で愛されるうどん屋の秘密とは?
福岡の名店 牧のうどん
福岡、佐賀では一部に熱狂的なファンを持つ「牧のうどん」。
私は現在大阪に住んでますが、以前は福岡市内に住んでおりましたので、
よく食べに行っていたことを思い出します。
お昼時などの混雑時には駐車場もいっぱいとなり、店内に入るのに時間がかかることもしばしばです。
オーダーしたうどんは割と早く運ばれてくる店で回転も早いのにもかかわらず、この盛況ぶりはたくさんのファンを掴んでいる証拠でしょう。
しかしながら、大人気にもかかわらず福岡から佐賀、長崎にかけて約20店舗ほどしかありません。
「これだけ人気なら、他県でも繁盛すると思うのになあ」と思うのですが、出店しないには理由がありそうなので調べてみました。
他県に出店しない理由
ズバリ、「遠くにスープ(ダシ)を運ぶことができないから」です。
牧のうどんでは、ダシを本社工場で作っています。
そこから1時間半で運べる範囲に出店をしているのです。
1時間半というのは、ダシや麺の品質を落とさずに運ぶことができる基準なんだそうです。
交通手段が昔より発達していている現在でさえ、本州はおろか熊本県にさえも出店をしていません。(2020年1月現在)
言い方を変えれば、美味しくいただける水準を保つ努力をされているので、安心していただけるという訳ですね。
ちなみにWikipediaによると、
仮に地価の高い東京都内に出店しようとすれば工場設置も含めて一杯あたり2000円以上のコストがかかり、採算に合わないとされている。
Wikipedia:牧のうどんより出典
とのことです。
これだったら東京ほどでは無いにしろ、大阪に出店されることは期待が出来ないかもしれませんね。。
讃岐うどんの流行
もうひとつ他県に出店しない理由に、讃岐系のうどんがブームになっている点もあるかもしれません。
大阪では昔ながらの「普通のうどん」のお店もあります。
しかしながら私の周りでは、どちらかというとコシが強い讃岐系のうどんが好まれている傾向が見受けられます。
私の奥さんは大阪人なのですが、以前に「牧のうどん」を食べに連れていきました。
その時の感想が、「柔らかすぎて合わない」というものでした。
私は昔から福岡の柔らかいうどんばかり食べて育ちましたので、牧のうどんはドンピシャで美味しく感じるうどんと言えます。
ですから逆に、讃岐うどん系のコシが流行っている地域には受け入れられるのに時間を要するのかもしれませんね。
結論
福岡近辺以外のエリアへの出店は難しそうですね!
理由が美味しさを維持するためであれば仕方ありませんね。
幸いなことに最近は博多駅のバスターミナル内で「牧のうどん」を食べることができるようになりました。
博多駅の牧のうどんに行ってきた記事はこちら。
食べたことがなくて気になった方は、福岡に起こしの際に食べてみてくださいね。