2020-01-12

猫と和解せよ。しかし猫と妻は和解できなかった

その猫は保健所から救い出された

10年前、「家族旅行に連れていけないから」という理由保健所に持ち込まれた生後1年の猫は、保護団体の手によって譲渡先を探されていた。

別の猫に先立たれた悲しみにくれていた私のところに、その猫はよってきた。一目でこの猫と一生を過ごすことを決めた。

妻とは2年付き合って結婚を決めた

妻とはお見合いだった。私の自己紹介には「猫を飼ってます」と書いていた。猫と生活している私の家で何度も何度も会って、私はこの猫と離れられないことも知っていて結婚した・・・はずだった。

子供がうまれ

嫁は里帰りをして出産、もうすぐ子供は1歳になる。しかし嫁と子供は家に帰ってこなかった。

そして猫と嫁の2択がやってきた

「猫とは暮らせない」が嫁の結論だった。猫との別離、妻と子との別離。どちらを選んでも、私は家族を失うのだ。

この二つが両天秤になるなんて、猫好き以外には理解しがたいのだろう。


猫との生活はもう10年間。10年間である10もの間、私を支えてきてくれた家族

東日本大震災で真っ暗なかも一緒に過ごした。テポドンが飛んでいくのも一緒に見た。出会いと別れで涙する私をちょいちょいと優しくつついてた。

私が寝込んで苦しそうにしてたら、心配そうに枕もとでじーっといつまでも座っていた。

どうしたらいいんだよ・・・・・・・・

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