アメリカ人でパートナーのベン君とショッピングモールの授乳室を初めて利用した時の話シリーズ五回目(最終回)です。
前回分から載せます。
あらすじ。僕の日本語の説明が雑だったせいで、女性用の授乳エリアに入ってしまったベン君。なんとか説得して連れ出しましたが、なお納得がいかない様子です。
「母乳育児は、自然でとても健康的な行為だよ。赤ちゃんに食事させることを、なぜ隠れてしたり、恥ずかしいと思ったりしないといけないんだ?
外だろうととどこだろうと、母親が堂々とおっぱいを出して授乳できるのが良い社会のあり方じゃないの?」
ベンの言葉に、僕は考えさせられました。
授乳室があるのは素晴らしいことだけれど、仕切れば仕切るほど、そこでしか授乳してはいけないという感じになるとしたら、困ったことだ。授乳は赤ちゃんの食事。安心な場所があればそれに越したことはないにせよ、外であっても母親たちが何を恥じることなく自由に授乳できるべきだと僕も思う。
ちなみにアメリカでは、2018年から全州において、公共の場所を含めどんな場所においても女性が母乳育児をする権利が認められているそうだ。レストランでも、カフェでも、公園でも、自由に子供に食事を与えられる。当然と言えば当然だ。
「おっぱいをあげることは恥どころか権利なんだなあ」僕が言うと、ベンはロンの背中をとんとん叩きながら「当たり前だと俺は思うね!」と言いました。すると、ロンがまるで同意するみたいに盛大にげっぷをしたので、2人で大笑いしてしまいました。
授乳室シリーズはこれでおしまいです。最後まで読んでいただきありがとうございました!
次回はアメリカ料理の話をします。
授乳室シリーズ最初の話↓
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