クビになって当然の警察官僚を出世させる安倍官邸の異常
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その昔、田舎の小学校には、ジャイアンのようなガキ大将が大勢いたものだ。その号令で一斉にみんなが動く。いさかいやトラブルがあれば、だれが善でだれが悪なのかの判断まで下していた。たとえその結論が理論的でなくても逆らうことはできない。絶対的な権力を握っていたのだ。
そんな子供のルールが今、国家レベルで適用されている。最も厳格さが求められ、絶対に不正が許されないはずの捜査機関においても、ガキ大将の意向が大きく働いているように見えるのだ。
ジャーナリストの伊藤詩織さんが「望まない性行為で精神的苦痛を受けた」として元TBS記者の山口敬之氏に損害賠償を求めた裁判で、東京地裁は山口氏に330万円の支払いを命じた。山口氏がレイプしたことを認めた格好で、裁判所が発行した逮捕状を執行しなかった警視庁と真逆の判断である。山口氏は判決を不服として控訴したが、2審も敗訴となれば、捜査の正当性は大きく揺らぐだろう。
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