1929年、ニューヨーク証券取引所の株価が大暴落したことによって世界大恐慌が起こりました。
大恐慌というのは経済がいきなり悪化してしまい、破綻してしまう状態を指します。
この世界大恐慌が起こったとき、人々の生活は一体どのようなものだったのでしょうか。
人々はどのような影響を受けたのでしょうか。
ここでは世界大恐慌が人々の生活に与えた影響について解説します。
ものが買えなくなった
株価が大暴落したことにより、経済が悪化してしまい、世界中のものが売れなくなってしまいました。
売れなくなってしまったというよりも、人々の生活が破綻してしまったためにものを買うことができなくなってしまったのです。
最悪なときには失業率が25%にまで登りました。
つまり4人に1人は失業していたということになります。
失業してしまったことにより、また銀行から預金を引き出すことができなかったことにより、人々はお金がなくものを買うことができませんでした。
それによって世界中でものが売れなくなってしまい、ものが売れないから工場などがうまく循環せず、リストラが起こり、収入のなくなった人々がさらにものを買わなくなり、そしてものが売れなくなり、という悪循環が続いたのです。
価格の下落
そもそも世界大恐慌はいきなり起こったわけではありません。
すでに株価が下がりつつあり、ものは売れなくなっていました。
それは食べ物も同じです。
食べ物を買えなくなる人が増え、農産物や畜産物の価格も一気に落ち込んでしまいました。
しかし農家の人はこのような農産物などを得ることによって生活しますよね。
価格が大幅に下がってしまったことによって彼らも生活ができなくなってしまいました。
そのため、餓死寸前の人々がいる一方で農産物等は価格調整され、売れないものは廃棄されていったのです。
とにかく増える失業者
世界大恐慌により人々の生活はどんどん悪化していきました。
大恐慌が起こったときは人々が預金を引き出すために銀行に殺到しましたが、銀行は倒産しました。
そして銀行が融資を行っている企業なども倒産してしまい、それに従って企業から仕事をもらっている交渉なども倒産してしまったのです。
また、資源国であるアメリカからはどうや鉄などの資源も輸出されていましたが、その資源も売れなくなってしまいました。
そのため高山等世界大恐慌により人々の生活はどんどん悪化していきました。大恐慌が起こったときは人々が預金を引き出すために銀行に殺到しましたが、銀行は倒産しました。
そして銀行が融資を行っている企業なども倒産してしまい、それに従って企業から仕事をもらっている工場なども倒産してしまったのです。
また、資源国であるアメリカからはどうや鉄などの資源も輸出されていましたが、その資源も売れなくなってしまいました。
そのため鉱山なども閉鎖され、そこで働いていた労働者たちも仕事を失ってしまったのです。
まとめ
いかがでしょうか。
世界大恐慌は確かに人々の生活に大きな影響を与えました。
そしてその影響は悪循環として回ってしまい、人々はそこからなかなか立ち上がれなかったのです。
政府が介入することにより、経済は次第に改善していったのです。