大手重機メーカーの労働組合の積立金を着服したとして60歳の女が逮捕された事件で、女が着服したとみられる総額は10年間で10億円あまりにのぼることがわかった。
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大手重機メーカーの労働組合の積立金を着服したとして60歳の女が逮捕された事件で、女が着服したとみられる総額は10年間で10億円あまりにのぼることがわかった。この事件は住友重機械工業の労働組合の書記だった田村純子容疑者(60)が2013年12月、労働組合の積み立て年金口座から5000万円を着服したとして逮捕されたもの。田村容疑者は着服した金で6頭の馬や高級外車を購入していたが、その後の捜査関係者への取材で、田村容疑者が2008年から解雇されるまでのおよそ10年間で10億円あまりの金を自分の口座に移していたことが新たにわかった。ただ、2013年より前の3億6000万円あまりの着服についてはすでに時効が成立しているという。