【プレイレポート】陰陽遣い

ゲーム内容紹介ゲムマプレイレポート, 2人, 3人, 4人

今回ご紹介するのはかじかじワークスさんの「陰陽遣い」です。

内容をざっくりと

  • 陰陽師を京の町に配置して、出てきた妖怪を退治してお金を稼ごう!というゲーム
  • ただし妖怪がどこに出るかは、ダイスの出目で決まるので運次第
  • コストを払って能力を買えば、より効率よく稼げます
  • ただし出目によっては、他の人から呪われて(邪魔されて)能力が使えなくなることも
  • 誰かが40金先取したら、ゲーム終了
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もうちょっと詳しく

ゲームスタート前にあらかじめ、屋敷カードの他、各プレーヤーが陰陽師(以下駒)を2個配置します。プレーヤーの駒はそれぞれ4つずつですが、そのうち2個を使います。駒の配置のルールを踏まえて、スタートプレーヤーから時計回りに一つずつ置いた後、最後の人から今度は反時計回りに置いていきます。全員が2個置いた状態から、ゲームをスタートします。手番で行うのは、「妖怪の出現」と「任意アクションを行う」です。

まずは「妖怪の出現」です。妖怪の出現場所は、2個のダイスを振って、その出目の合計で決まります。合計の数と同じ数の屋敷に出現します。(ただし、合計が7の時のみ、ちょっと違うことが起こりますがそれは後述します)出現した屋敷に接している「通り」に駒があれば、妖怪を退治したということで、報酬として1金もらえます。つまり、妖怪がどこに出てくるかは、運次第です。運が良ければ自分のコマを配置したそばの屋敷に出てきてくれるので報酬がもらえます。

「妖怪の出現」を行った後、「任意アクション」を行います。アクションは全部で以下の6種類があります。

  • 能力カードの購入、もしくは強化
  • 駒の移動
  • 駒の追加
  • お祓い
  • 呪い返し
  • 切り札カードの使用

これらを、1回の手番で1種類につき1回行うことができます。行う順番は自由に決められます。だだしほとんどのアクションでコストが必要になります。(切り札カードの使用のみ、コストを支払う必要はありませんが、使えるタイミングが限定されています)妖怪退治で得たお金をやりくりし、能力を得るなどして、上手に稼いでいくのがこのゲームはポイントになります。また、これらの任意のアクションを一切行わず、代わりに1金得るという方法もあります。

なお、能力カードには、報酬を得たときの出目によってさらにその金額を増やすものや、ダイスを振るときにダイスをコントロールできるもの、本来なら置けない場所に駒を置くことができるもの、報酬が2倍になるものなど、様々です。

さらにもう少し具体的に

具体例を用いてもう少しだけ詳しく書くと・・・。例えばこうだったとします。(スペースの都合上、屋敷カードを6枚しか置いてませんが、実際は冒頭の画像のように、3×4の12枚置きます)

この場合、黄色の人は、出目の合計が11、もしくは9のときに1金もらえます。同様に、青の人は、4もしくは10のときに、赤の人は、5、もしくは3のときに1金もらえます。

この後、各プレーヤーが能力カードを購入し、こんな感じになった場合

基本の1金に、能力分が追加されるので、該当する出目が出た場合、黄色の人と青の人は2金、赤の人は3金もらえることになります。なお、画像のように能力カードを置いて、各行ごとに見ると、どの出目の時にいくらもらえるかがわかるようになっています。

この後さらに、黄色の人が、北斗七星という能力カードを購入して、結界カードを画像のように置いた場合

矢印が指している「通り」全体の駒の報酬が2倍になりますので、該当の出目が出た場合、2金×2倍で4金もらえます。ただ、同様に青の人も影響受けますので、青の人も該当の出目が出たら4金もらえることになります。

出目の合計が「7」だった時

さてここでようやく。後述しますといっていた、出目の合計が「7」だった場合、です。この場合、妖怪は出現しません。かわりに「呪いが発生」します。手番プレーヤーは、対象のプレーヤーを一人選び、その人の能力カード1枚に対し、呪いカードを置くことができます。置かれた能力カードは呪われてしまうので効果が働かなくなります。さらに、そのプレーヤーからその時の所持金に応じた金額を奪うことができます。

この呪いカードは、基本的には、次に出目が7になるときまで動くことはありません。しかし、任意のアクションで「お祓い」や「呪い返し」を行った場合、呪いカードを取り除くことができます。「お祓い」と「呪い返し」の違いは、コストも違いますが、前者は場に戻すのみで、後者は他の人に押し付けることができます。ただしこの場合、所持金を奪うことはできません。

こうして、出目の運と能力を上手に使い、誰かが40金以上獲得したらゲーム終了です。(ただし、他の人の手番で40金になったり、任意のアクションを行わずに1金を得て40金になった場合、その時点では勝利とはみなされませんので、ご注意を)

感想を色々と

お気づきの方もいると思いますが、結構カタンと似ている部分があります。特に「妖怪の出現」のくだりなんかそんなイメージ。なので、カタンを知っている人は、ルールの把握がしやすいと思います。でもやったことない人でも、比較的わかりやすいです。交渉がない分、楽かなぁと。「任意アクション」の部分はちょっと違いますけど。でも難しくないです。文字で書くとたくさんになりましたが^^;(これでも一部割愛してるけど)実際プレイすると、案外やってることがシンプルなのがわかると思います。

上手く駒の配置と能力カードの効果が嚙み合うと、報酬を得やすいので、そこを考慮してカードを購入するといいと思います。
・・あっ、でも、ここまで書いてて今頃思い出した。これ遊んだとき、一人で同じ能力カード2枚購入してたような・・・(汗←ルール上ほんとはダメです)あぁだから独走状態になっちゃったのかな・・。次遊ぶときは気を付けよう(反省)(※ちなみに。独走したのは自分じゃないです^^;)

それから、個人的には、コンポーネントも、ツボなポイントがあって。特に、報酬がいくらかになるか、というのが、一目でわかるようにカードが作られているのがすごいなーと。取説読んでて、なるほど!って思いましたもん。あ、あと、この世界観が結構好きです。能力カードを強化する(裏返す)と、「たつ」が「青竜」になったりするんですよー。青竜、白虎、朱雀、玄武、っていうモチーフが使われてるところが、特にお気に入りです♪

小さなコンポーネントの中に、濃い中身が詰まったゲームです!面白かった~!

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Posted by 嶺美(れみ)


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