生涯で無駄づかいをしたことがないという人など、まずいないのではないでしょうか。
無駄づかいさえしなければ、お金は貯まっていくのに、私たちはなぜか、無駄にお金を使ってしまうのです。
無駄づかいをする人をよく見ていると、商品やサービスを「目」だけで見ています。
「おいしそう、かわいい、きれい、かっこいい」という視覚情報が、「ほしいから買おう」に直結してしまうのです。
無駄づかいをしない人は、目で見たあとに頭で考えます。
「ほしいから買おう」の前に、「本当に必要だろうか」という理性が働くのです。
そして結果的に、「家に置き場所がないからやめておこう」「おそらく使わないだろうから、やめておこう」となるのです。
無駄づかいをやめられない人に、ちょっとしたコツを教えます。それは、いまではなく、できるだけ先のことを考えること。
「便利そうな商品だけれど、いつ、どんなときに使うんだろうか」
「おいしそうだけれど、賞味期限以内に食べきれるだろうか」
「すてきな服だけれど、いつ、どんなときに着るだろうか」
実際にその商品を家のどこに置くか、いつ使うか、どのくらいの頻度で使うかなどを考えてから購入を決断する癖をつけることで、無駄づかいは減るはずです。