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【大リーグ】

ジーターのせいで…元マイナー遊撃手がヤンキースに約37億円4000万円の訴訟「ジーター氏が球団全体をコントロールしているのは露骨なほど明らか」

2020年1月10日 15時19分

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 さすが「訴訟の国」です…。元マイナー遊撃手のギャリソン・ラティサー(30)は、メジャー昇格できなかったのはスーパースターだったデレク・ジーター元遊撃手(現マーリンズのオーナー)が妨害した影響だなどと主張し、ヤンキースに損害賠償3400万ドル(約37億4000万円)を求める裁判を2018年12月に起こしていた。9日の米ニュースサイト、NJドットコムによれば、19年5月にノースカロライナ州ミドル地区裁判所は訴えを退けた。

 

 訴えは「私がグラウンドに立てないのはヤンキースがキャリアをコントロールしているからだ。デレク・ジーター氏が球団全体をコントロールしているのは露骨なほど明らかだ」と主張。さらに、大リーガーたちは球団首脳に賄賂を渡すことで有望株の出世を阻み、ラティサーの場合は遊撃から三塁へ強制的に転向させられるなどの妨害を受けたという。

 

 37億円超という損害賠償額の算出法もユニークだ。高校時代はドジャースのC・シーガー(16年新人王、球宴選出2度)と同等の評価だったと主張。シーガーの年俸総額に加え、野球の後に挑戦したアメフットとバスケットでも同様の妨害を受けたとして、NFLブラウンズのスターQBウィーデンの年俸総額を加算。ここにNBA選手の平均年俸などを加え、はじき出した数字だという。

 ラティサーは08年ドラフト27巡目(全体830番目)指名で高校からヤンキース入団。プロ5年間で大リーグの3段階下の1A+まで昇格し、通算235試合で打率2割4分4厘、4本塁打、73打点をマークした。

 

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