・人や環境に優しい


・農薬や化学肥料を使わない


・健康的で安全

 

 

 


 
        

 

 

オーガニックという言葉に対するイメージとしては、

 

 


         
多くの方はこんなところでしょうか。

 

 

 


         

 

 


         
「人体に優しい」や「環境保護」だけではない、

 

 

 

 

 

 

オーガニックの立体的な姿

 

 

真価・可能性

 

 

 

については、
         
         

 

 


日本国内での理解と認知はまだまだだと感じています。

 

 


         

 

 

 

 

なので、今日はなるべく分かりやすく、

 

 

 

 

What's ORGANIC??

         


         
         
についての私見をシェアしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 


         
         
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オーガニック=「社会運動」
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1920年代、化学肥料や農薬に依存する近代農業の導入が始まると、


         
         
農業の化学化に異を唱えたヨーロッパ中の農民たちが、


         
         
バイオダイナミック有機農法を提唱したオーストリア人哲学博士


         
         
ルドルフ・シュタイナーを講師として招き、


         
         
当時のドイツ領に集うようになりました。
         

 

 

(バイオダイナミックカレンダー)
         

 

 


この農民たちの集会が後に巻き起こる

 


         
         
オーガニックムーブメントと呼ばれる
         
         
 

 

グローバルな社会運動のはじまりだったといわれています。

 

 

 

 


         
         
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バイオダイナミック有機農法とは、

 


世界最高の有機農法」として知られる

 


有機栽培農法です。

 

 

 


       
バイオダイナミックとは、

 


bioは「生命」dynamicは「力」なので

 


”生命体がもつ力”と表されます。
         

 

 


バイオダイナミック農法と有機農法との違い

 

 

 


宇宙とのつながり」があるかないか、です。

 

 

 

 


         


地球は惑星の一つであり、宇宙エネルギーの恩恵を受けているのだから、

 

 

 

 


それを活かすべきという考えがこの農法にあります。

 

 

 


         
どういうことかというと、

 

 

 

 


太陽、月、惑星との位置関係が、

 

 


地球の土壌・生命体の成分・気象等に与える影響に重きを置き、

 

 


その位置関係と動きを計算に入れながら

 

 


天体の動きに合わせて

 

 


種まきから、苗植え、収穫などの

 

 


時期を選ぶことを大切にする、ってことです。

 

 

 

 


         
そして当然ながら、人工的な化学物質は一切使わず、

 

 


さらに、研究された自然由来の調合剤を使用します。

 

 


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1940年代後半になると、

 

 

 


         
         
食料生産は安くて効率のいい

 

 


         
         
大量生産が重要視されていきます。

 

 

 

 


         

 


         
それに伴い、
         
         
レイチェル・カーソンの著書「沈黙の春」に代表されるような
         

 


         


化学肥料や農薬による

 

 

環境汚染や健康被害

 

 

 

 

が世界中で露呈されるようになります。

 

 

 

 

 

 


         
         
こういった問題により、
         
         
当初小さな集会だった社会運動が、
         
         
より多くの個人・企業・組織を巻き込み、いわゆる

 

 

 

 

『オーガニックムーブメント』へ
         
         
と発展したというわけです。

 

 

 

 


         
【有機農業の4つの原理】
         
         
オーガニックが依拠すべき基本法則として
         
         
有機農業の4つの原理というものがあります。

 

 

 


         
         
これを知ると、
         
         
「人体に優しい」「環境保護」だけでない
         

 


         
オーガニックの真の価値や様々な可能性


         
         
がみえてきます。

 

 

 

 


         
                  
         
①【健康の原理

 

 

 


         
私達の周りのものがすべて健康でなければ

 

 


私たち自身の健康が成り立たない

 

 


という考え方がここにあります。


         

 


         
この観点から有機農業では、

 

 

 


人・動植物・地球の健康を害する危惧のある

 

 

 

化学肥料、農薬、動物用薬品、食品添加物の使用は

 

 


できるだけ避けるという方針になっています。

 


         
         
②【生態的原理

 

 


      
有機農業は、生態系のバランスに沿って営まれるべきであり、

 

 


農業の営みに無理やり合わせて

 

 


生態系を壊してしまってはならないとされています。
         

 


       

  
生態系にとって異物となる資源の投入は最小限におさえ、

 

 


すでにある資源を生態系の中で循環させることが大切です。

 

 

 

 

 

 

 

        
その土地に昔から生息していた在来品種を育てることが

 

 


有機農業で強く推奨されているのもそのためです。

 

 

 

 


         
         
また、この原理の中に、もう一つパワフルなメッセージがあります。

 


         
         
それは、

 

 

 

 


「自然環境は、生態系に生きるみんなで保護しよう。

 

 

 

その代わり、

 

 


その恩恵をみんなで享受していこう。」というもの。

 

 

 


         
         
みんなで守り、みんなで分かち合う。」

 

 

 


         
         
これこそがオーガニックの美しい世界観の一つです。

 

 


         

 

 

 


         
③【公正の原理

 

 

 


       
有機農業に関わるすべての人が公正な関係で結ばれ、

 

 

 

 

全ての命が質、量ともに十分な食事をとり、

 

 

 


よりよい生活が提供されるべきだ、というもの。

 


         

 


         
だからオーガニックは、

 

 


貧困撲滅と食料主権に貢献し、

 

 


フェアトレードを推奨し、

 

 


児童労働を徹底的に禁止する、

 

 

 


といった側面をもっています。

 

 

 

 


         

 


         
つまり

 

 

人だけではなく、動物も

 

 

公正な機会や条件が与えられるべき

 

 


ということ。
        

 

 

 


         
全ての動物たちは、

 

 

 

 

動物らしく自然体で健全でいられることが

 

 

 


保障されなければいけないってことです。

 

 

 


         
         
これは、動物福祉の考えのベースになっています。

 

 

 


         
         
オーガニックコスメ認証団体が

 

 


動物実験を禁止しているのも、そのためです。

 

 

 

 


         
         
さらに、

 

 

 

今生きる私たちだけがフォーカスされるのではなく、

 

 


私たちの子供の世代、更にその子供たちを超える次世代の人々にまで

 

 

 

 


美しい自然を残し、

 

 


資源や尊い命を託していく必要がある

 

 

 

 

ということも謳っています。

 

 

 


         

 

 

 

 


         
④【配慮の原理

 

 

 


     


有機の世界でも、生産性の向上や効率化を目指すことは

 

 


「悪」ではなく、むしろ当然のことのように奨励されてきました。

 

 


         
 

 

        
その証拠に、EUでは、

 

 

 

有機農法でいかに生産性を上げることができるかといった研究が

 

 

 

長年にわたって行われています。

 


         
         


ただし、ここで使用される技術やその技術開発が決して、

 

 


「誰かを苦しめるものではない」というのがこの

 

 


「配慮の原理」の趣旨になります。

 


         

 


         
私たち人間は常に、

 

 

使用する技術が

 


誰かの健康や幸せを脅かすかもしれない

 


ということを忘れてはいけません

 


       

 

  
         
リスクをある特定の誰か(何か)に負わせるのではなく、

 

 


すべての命がよりよく生きられる技術のみを使用する。
         

 

 


         
これが有機農業が目指す基本姿勢です。

 

 

 

 


         
         
有機農業で遺伝子組み換え技術が徹底して排除されているのは、

 

 


この技術によって何がもたらされるかが未知であるからこそ、

 

 


万全の配慮が必要だと考えるからです。

 

 

 


         
                  
         

 


 

オーガニックとは、

 

関わるすべての命が

 

幸せでいられるしくみ

 

です。

 

 

 

 

 

 

 


         
日本ではオーガニックというと単に、
         
         
製品を受け取る私たち消費者にとってのみ
         
         
有益なものだと思われがちです。

 

 


      

 

 

   
         
「安心安全、健康によくて、肌に優しい。」
         

 

 

 

 


         
そんな理由でオーガニック製品を買っている人がほとんどです。

 

 

 


         
         
でも、オーガニックの本当の可能性は

 

 


         
         
もっともっと深く多面的なもの。
         

 

 

 

 

 


         
どんな製品も、
         
         
作り手→売り手→買い手といったステップを踏んで、
         
         
私たち消費者の元に届きます。

 

 

 

 


         
         
オーガニックの世界が目指すのは、
         
         
この行程に関わる人はもちろん、
         
         
動植物、微生物などの目に見えない小さな命、
         
         
次世代のまだ見ぬ命、
         
         
自然環境まで含めて、
         

 

 


         
全てが公正な関係でつながり

 


         
         
その健康が確保され
、さらには、


         

 


         
技術配慮がなされた状態で、生態系のバランスに沿った

 


         
         
生産活動が営まれることです。

 

 


     

 

 

 

    
         
つまり、もう1度言います。

 

 

 

 

 

 

 

オーガニックというのは、

 

 


         
         
時や場所を超えて関わる命全てが
         
         
幸せである仕組み

 

 

 

 

です。

 

 

 

 


 
        
            

 

      
         
オーガニック製品を買うことは、
         

 


         
未来や世界に幸せの種を撒いているってこと。

 

 

 

 

 

 


         
         
ただ単に

 

 

 

農薬を使っていない、
         
         
人間の身体にとっていいもの、
         
         
という捉え方では全く不十分です。

 

 

 



                  
                  
         
オーガニックの意味するもの・価値を

 

 

 

1人でもたくさんの方に知ってほしい。
         

 

 


         
オーガニックが広まれば、
         
         
この世界を変えることができる。

 

 

 


         
         
そう信じて、私はこれからも
         
         
オーガニック専門家としての活動を
         
         
続けていきたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

合掌お願い

 

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未来や世界中に幸せのタネを播きたいと思ってくださる方はぜひ

 

 

 

こちらをクリックお願いいたします!!