Schoorbsの導入
あれこれとCMSを評価していた訳だが、当初の目的の一つである会議室の予約については、MRBSをベースとしているものがかなり多いということが判った。
そうこうしているうちに、当座すぐにでも会議室の予約をペーパーレス化しろという厳命が下ったため、とりあえずMOONGIFTでも紹介されていたSchoorbsを導入することにした。
ソースを見る限り、MRBS 1.2x からforkしているようだが、
辺りが特徴。まぁぶっちゃけた話、画面デザインはMRBSの最新版である1.4.3の方が格好いい。
じゃあなぜMRBSにしなかったかというと、MRBSのレポート機能(要するに会議予約と議事録をセットで管理できる)を完全に殺すのが面倒だったから。内容によっては「会議のお題目すら大っぴらにしたくない」という会議もありうるので。Schoorbsは、レポート機能に関して前述のプロジェクトページで意図的に取り消し線を引いて「この機能はサポートしないよ」という姿勢を明確にしている(コードには一部残っている)。まぁ、見た目の問題だけなら、Smartyのテンプレートをがんばってカスタマイズすれば、運用開始後でもどうにかできるだろうし。
意外と面倒だったのは、PHPのstrftime()の挙動に依存した出力の修正。要するに、元々のコードでは"%A %d %B %Y"というフォーマットで記述されていて、
Wednesday 06 January 2010となることを想定している。phpのstrftimeは(よせばいいのに)localeに基づいて
水曜日 06 1月 2010と表示してしまう。間違っている訳ではないが、日本語の常識と合致した表現で無いのは確か。
ということで、手っ取り早く
2010年01月06日 水曜日という表現になるようにハードコードして修正。日付関連の表示を行うほぼすべての部分でこの手の修正が必要なため、修正箇所はかなり多岐に渡る。
他にも、いつも通りLDAP(Active Directory)との連携周りも要修正。というか、現状のリリース版(1.0.4)にはLDAP認証関連のコードは含まれていない。Google codeのリポジトリからダウンロードしろということなんだが、ブランチ元のMRBSの最新版と認証インターフェースが同じで、LDAP関連の機能的には若干MRBSの方が上(schoorbsはanonymous検索前提のコードになっている)なので、そちらからパクる。
まぁ、シングルサインオンがいい、とかそのうち言われるのは判り切っているが、実力が伴わないので現時点では却下の方向で。
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