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【埼玉】発達障害 教え、向き合う 連続セミナーが好評
発達障害の子どもが幼少期から大人へと成長していく過程を、保護者が報告する連続セミナーが県内で開かれ、評判を呼んでいる。子どもが何につまずき、子育てや学習を通してどんな力を身につけていくのか。その実例を参考にしようと、同じ境遇で不安を抱える親や学校関係者らが集まっている。 (近藤統義) セミナーは、さいたま市のNPO法人「教育を軸に子どもの成長を考えるフォーラム」が主催。代表理事で医療ライターの知覧(ちらん)俊郎さん(67)が「発達障害が注目される中、長期にわたる具体的な成長記録が社会で共有されていない」と感じ、二〇一七年に始めた。 昨年十月に川口市であったセミナーに登壇した母親は、言葉の遅れや多動などが見られた二十代の長男が昨年春に就職するまでの半生を紹介。五歳で自閉症と診断され、「大学を無事に卒業する姿は、全く想像できない子どもだった」と本音を明かした。 転機は、小学校入学前から、発達障害の子が対象の学習教室に通わせたことだった。そこでの指導で長男の成長を目の当たりにし、母親自身が「この子には無理をさせない」との接し方から「できると信じる」との意識に変わったという。 覚えることが苦手だった長男は読み書きやあいさつの練習を繰り返し、幼い頃から学習の習慣が定着。こうした効果で自信をつけ、難関大に合格した。 セミナーでは本人も発表に加わり、「相手の目を見て話すなどのルールを徹底させられたのが良かった」と当時の指導を振り返った。 知覧さんはこうした実例から、発達障害を「個性」として強調する考え方に異を唱える立場だ。「課題と捉えて教育し努力すれば、伸びる子どももいることを知ってほしい」と話す。 十八回目となる次回は二月二十二日午前十時から、川口市のメディアセブンで「諦めなさいと見放された子が教育の力で飛躍する」をテーマに開催。定員八十人で、事前申し込みが必要。参加費八百円。問い合わせは、同NPO=電080(8726)1000=へ。 PR情報
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