皆さんも一度は「好きなことを仕事にしたい」と思われたことがあると思います。
そもそも好きなことを仕事にすることは正しいことなのでしょうか?
以前「仕事のやりがいだけが基準で転職しますか!?」という記事を書きました。
今回は好きなことを仕事することは正しいことなのか、好きなことを仕事にするとどうなるのかなどをお話ししたいと思います。
好きなことを仕事にすることは正しい?
「好きなことを仕事にするのは正しいのか?」と問われると、、
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↓
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正しいです!!!
答えはやはりこうなります。
「正しいか」「正しくないか」の二択であれば「正しい」と言えると思います。
好きなことを仕事にして、生活ができれば最高ですよね。
実際に好きなことを仕事にして、成功や幸せを手に入れている人もいます。
ただ、全員が全員「好きなことを仕事にすれば成功や幸せが入るか」と言われると、必ずしもそうではないと言えるのではないでしょうか。
ずっと好きでいられる?
最初は好きで就いた仕事ですが、ずっと好きでいることが一番難しいです。
好きなことを仕事にすることで「やりたい!」から「やらないといけない」に変化します。
人間いくら好きなことでも「義務」になると、おっくうになります。
好きなことを仕事にしても、ずっと好きでいられたら、これほど幸せなことはないと思います。
このようないわゆる「天職」に出会えた方は本当に羨ましいです。
しかし、一般的には好きで就いた仕事ですが、ずっとやり続ける中で、どうしても義務になったり、困難に直面すると、あれだけ好きだったことが嫌いになってしまうこともあるのではないでしょうか。
「好き」でありつづけることの難しさは必ずあると思います。
「好き」と「できる」は違う
また「好き」と「できる」は違います。
人と話すことが好きなので、営業の職に就く。
ここまでは問題ないですが、その人が営業で成功するかは別の問題になります。
営業に限って言えば、むしろ人と話すことが苦手で口下手な人の方が、相手の話しをよく聞くので営業では成功したりします。
また他の例だと、
ギターが好きで好きでしょうがないけど、いつまで経っても上達しない人もいれば、そんなにギターが好きではないけど、少し練習しただけで、すぐ上達する人もいます。
「好きこそものの上手なれ」という言葉は基本的にはそうだと思いますが、必ずしも全てに当てはまるとは言えません。
「好き」と「できる」は違うもので、好きだから成功するとも限らずに、場合によっては好きなことが足かせになり、成功しないこともあります。
「できる」を仕事にする
このままの話しの流れだと「好きなことを仕事にするのは難しいか、、」と思われたかもしれません。
好きなことを仕事にして、成功している人もたくさんいることも事実です。
しかし、ここで私がお伝えしたいことは、
「好き」より「できる」で仕事を選んでみたら
という提案です。
好きであり続けることにも努力が必要です。
好きの度合いにも寄りますが、これまで書いてきた理由から、好きであり続けるのは難しいことです。
そうであれば「好き」より「できる」ことを仕事に選んだ方が成功や幸せに近づくのではないかと考えます。
「できる」ことにより、その仕事が好きになっていくこともあります。
本当は事務的な細かい仕事は嫌いだけど、責任感が強いから、ミスがないように何回も見直しする。
そのうちにミスがないことを褒められます。
褒められると嬉しいので、さらに頑張ります。
頑張ることによって、ますます「できる」ようになり、その仕事が面白くなり好きになります。
嫌いだった事務仕事ですが、責任感の強さから、その人に取っては「できる」仕事だったのです。
「できる」仕事に就いたことで、その仕事が「好き」になることは実際にあると思います。
まとめ
「好き」より「できる」を仕事にした方が成功や幸せに近づくという提案をしました。
仕事とは成果に対して報酬(お金)をいただくものです。
趣味であれば問題ないですが、成果を出さなければいけない仕事では、好きなだけではどうしようもできません。
成果を出す可能性が高いのは「好き」より「できる」仕事になります。
「いや!それでも俺は好きなことを仕事にしたいんだ!」という方も仕事は成果に対して報酬をもらうものという、原理原則だけは忘れないようにしてください。
特に年齢を重ねてから(35歳以上)の転職は「何がしたい」ではなく「何ができるか」が重要なポイントになります。
自分の「好き」なことと「できる」ことは何かを分析して、就職、転職活動を頑張って下さい!