6億円超着服で馬購入か 年金口座から不正送金の疑い
住友重機械工業の労働組合の会計担当だった女が、組合の年金口座から、5,000万円を着服した疑いで警視庁に逮捕された。
女は、あわせて6億円以上を着服したとみられている。
住友重機械労働組合連合会の元会計担当の田村純子容疑者(60)は、2013年12月、組合のパソコンを使って、組合員の積み立て年金口座から5,000万円を自分の口座に不正に送金し、着服した疑いが持たれている。
田村容疑者は、着服した金を、主に馬術競技用の馬の購入に使い、少なくとも馬6頭を管理していたほか、高級外車やブランド品のバッグの購入などにも使っていたという。
調べに対し、田村容疑者は「間違いありません」と容疑を認めていて、警視庁は、田村容疑者が組合の口座から同様の手口で、これまでにおよそ6億4,000万円を着服したとみて調べている。