首都大学野球の日体大は8日、横浜市青葉区のグラウンドで始動し、東海大の5連覇を阻止してのV奪回へ、ダブル右腕が誓いを新たにした。
プロ注目の最速155キロの森博人投手(3年・豊川)は「プロに行くために大学代表に入らないといけない。160キロも出したい」と力を込めた。右肩痛からの復帰を目指す150キロ右腕の吉高壮投手(3年・明石商)は「投げられない間は速い球を投げる下半身の使い方などを辻さん(コーチ、元中日)に教わった。投げれば勝てる自信がある」と胸を張った。
松本(西武)、東妻(ロッテ)らドラフト上位でプロ入りした先輩投手を追う2人は、良きライバルでもある。リーグ戦通算5勝の森は「同学年では(センバツ8強の)壮(吉高)が一番だと思ってきた。力を合わせて優勝したいが、壮には負けたくない」と強調。吉高は明石商のチームメートで昨年の大学代表にもなった東海大エースの山崎も意識。「高校では、僕がエースだった。山崎に投げ勝って(力を)示したい」と意欲を見せた。
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