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【大リーグ】

レッズ編成本部長が明かした秋山を獲得した理由 打撃、守備、スピードそして人格…すべてが合致

2020年1月9日 11時45分

ディック・ウィリアムズ編成本部長と並んで会見した秋山(AP)

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 西武から海外FA権を行使して米大リーグ・レッズに移籍した秋山翔吾外野手(31)が8日、シンシナティの本拠地グレートアメリカン・ボールパークで入団記者会見に臨んだ。場内では最初に3年総額2100万ドル(約22億8900万円)で契約した秋山の攻守にわたる活躍を編集した動画をモニターで流し、最後はレッズの帽子とユニホーム姿の合成写真とともに、日本語で「秋山翔吾選手 シンシナティ・レッズへようこそ」と添えた。レッズの公式ツイッターが報じた。

 ディック・ウィリアムズ編成本部長がスーツの上着を脱いだ秋山に手を貸し、背番号「4」のユニホームに袖を通すと、会場からは拍手。写真撮影の後、同編成本部長がスピーチした。

 「過去にこの場で多くの記者会見に出席する喜びに接してきましたが、きょうはその中でも歴史的に最大の意味があると信じています。40年以上前の1978年11月、シンシナティ・レッズは日本を訪れ、親善試合を17試合プレーしました。日本野球に敬意を表するための訪問でした。日本では1930年代にプロ野球が始まり、現在の近代的なNPB(日本野球機構)は1950年代にスタートしました。そして、米国最古のメジャー球団で、1970年代の当時は最強の『ビッグ・レッド・マシン』と称されたシンシナティのチーム(レッズ)が、日本で最高の選手たちとグラウンドをともにするため3週間を過ごしました。シンシナティと日本野球との特別な関係の始まりでもありました。きょうこの場での契約は、その関係をより強固にするものです。150年以上の時を経て、ついに日本から来てメジャーレベルでプレーする初の選手を、野球史で初のプロ球団であるシンシナティに迎えられることにエキサイトしています」と話した。

 また秋山を獲得した理由について「チーム改善のために強化すべきいくつかのポイントを見いだしました。その中には、質が高い打撃のアプローチ、身体能力が高い外野守備、チームにもたらすスピードと人格が優れたチームメートという補強点がありました。ショーゴはその全てを兼ね備えていました。だからこそ、彼がFAとなった後、うちは獲得の興味を示した最初のチームになり、実際、彼に具体的なプレゼンテーションも行った最初のチームになったのです」と説明していた。

 

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