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【プロ野球】

プロでの新兵器は“稲妻フォーク” ヤクルト・奥川恭伸「上の世界では必要」

2020年1月9日 紙面から

新人合同練習でシャドーピッチングする奥川=埼玉県戸田市の2軍施設で(武藤健一撮影)

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 ヤクルトのドラフト1位・奥川恭伸投手(18)=石川・星稜高=が8日、プロ仕様の投球術でレベルアップするプランを披露した。埼玉県戸田市の2軍施設で行われた新人合同自主トレ2日目の練習後、「(速球と変化球の)球速差が大きいと球速で見極められてしまうと思う」と強調。打者を幻惑する高速変化球の習得に意欲をみなぎらせた。

 そんな最速154キロ右腕のお手本はオリックス・山本だ。現在の教科書は山本の奪三振集動画。140キロ台の多彩な変化球を参考に「変化球のスピードが速い。ストレートとの差が少ないので打者は見極めが難しいんだろうなと思います。新しい球種を入れて、差をつくらないようにしたい」と力を込めた。

 プロで戦うために習得を目指す新球。そのひとつが、封印していたフォークだ。これまでは直球とスライダーを中心に三振や凡打の山を築いてきたが「フォークはあまり投げていなかった。上の世界では必要になると思うのでしっかり練習したい」と宣言。磨きをかけて解禁を目指す武器は、天空から高速で落ちる稲妻のような“雷フォーク”だ。

 「これからは(世代が)上の人とも戦っていかなきゃいけない。そういう人たちにも負けないという強い気持ちをもって戦っていきたい」。プロでも輝く存在へ。あらためて決意を固めた期待のルーキーが、貪欲にレベルアップに励む。 (小林良二)

 

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