楽しいけど苦しいVRは終わりにしたい。
重くて暑いVRゴーグルはもうイヤ!ということでパナソニックさんがメガネ型のVRヘッドセットをお披露目しました。
メガネのようにかけるだけででヘッドバンドは不要。高画質マイクロOLEDパネルを使っているほか、テレビやLUMIXで培った技術がふんだんに使われているとのことです。詳細スペックはリリース情報で見ていただきたいのですが、やっぱり注目すべきはこのすっきりしたデザイン。
特別にプロトタイプをちょっとだけ触らせてもらったので、簡単にインプレッションをお届けです!
メガネがそのまま分厚くなったようなデザイン。担当者によると、軽さを追求した結果この形に行き着いたとのこと。
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見てくださいこれ。もうちょっとでバトーじゃないですか? カッコいいけどどこかあどけないビジュアルがほっこりしちゃいます。着けた感じはかなり軽いです。もちろん普通のメガネよりは重たいですが、ズルズル落ちてくるような不安はないです。
真ん中のパーツをくるくる回すと、左右のレンズの間隔を調整できます。手でスライドさせるのと違って微調整がききやすいです。
イヤホン部分はマグネットでつるにくっつけておくことができます。
個人的にVRゴーグルって、楽しみのために我慢して装着するっていう感覚だったんです。だから日に日に使わなくなっちゃう。でもこのメガネ型ならぜんぜん苦にならなそう。むしろすすんで装着したくなります。このケーブルレスの筐体はまだモックアップですが、重さは変えずに商品化したいとのことでした。
映像のデモはPCとケーブルでつないだプロトタイプで体験(こちらは写真NG)。まだ開発中とはいえ、見せてもらったHDRの美しい実写映像や3DCGのステレオ映像はとても高精細で粗いドットを感じることはありません。
このデザインで他に負けない高画質が実現できたら、VRビューワーとしては文句なしの快適さだと思います。激しく首を動かすゲームをするのは難しいとしても、誰でもカジュアルにVRを楽しめるデバイスになるとよさそうですね。
実はこのVRグラス、スタンドアロン化するのか、PC向けのVRゴーグルとしてリリースするのかなどは未定。でも、このメガネ型の軽量デザインだけは方向性が固まっているんですっって。ふつう順番逆じゃない?って思うんですけど、それだけVRを快適にしたいっていう思いが強いってことですよね。個人的にはぜひスタンドアロンにしてほしいです。