成田空港からの帰り道、「どこかでランチを…」と思っていた矢先、まだ東京芸術大学に行っていない事を不意に思い出し、上野駅で途中下車してみた。
キャンパスは道路を挟んで音楽学部と美術学部に分かれている。周囲には国立博物館や西洋美術館、科学美術館などの文化、芸術施設が建ち並び、都会の中にあって落ち着いた雰囲気が漂う。
一先ず音楽学部側にある食堂でランチする事にした。タイから帰国し、兎にも角にもお腹が空いているのだ。
大学会館内にある、キャッスル。
学生の昼休みの時間帯は一般利用不可なので注意。
中に入ると長年こちらで働いていたマスターの訃報が目に留まった。
きっと多くの学生や教職員の方々に慕われた存在だったのだろうな。
ランチタイムを優に過ぎていた為、食堂内はひっそりと静まり返っていた。
また学生達も群れる事なく、思い思いに過ごしている様子である。
盛り合わせ定食 550円。
チキンのレモンバジル焼き、コロッケ、焼肉の盛り合わせ。昔ながらの洋食屋にありそうなメニュー。品の良さの中にもボリュームがあり、お腹いっぱいになった。
食事を済ませ、今度は反対側の美術学部へと移動する。
予想に反して、キャンパスは意外と小さかった。
しかしながら、歴史ある建物が多く現存するのは流石、東京芸大と言ったところだ。
無造作に置かれた丸太。
どんな作品に生まれ変わるのだろうか?
2018にオープンした芸大アートプラザ。
美術学部長の日比野克彦氏を始めとする、芸大OBOGデザインの各種グッズが販売されている。
ピアノ型のマグネットと校名入りボールペンを購入。
灼熱のタイから一気に現実に戻ったような今回の学食訪問であった。日本は寒い!!