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塾で女子生徒に“犬用首輪”付けて指導「嫌だったけど先生なので言い出せなかった」
更新:2020/01/08 17:18
学習塾経営の男が10代の女子生徒を犬用の首輪で拘束したとして逮捕された事件で、生徒は警察の調べに対し「内心は嫌だったけど先生なので言い出せなかった」と話していることが分かりました。
逮捕・監禁の疑いで逮捕されたのは奈良市の学習塾経営・伊藤耕司容疑者(62)です。伊藤容疑者は去年11月、自身が経営する奈良市内の学習塾で、個別指導していた10代の少女を約3時間にわたって拘束した疑いがもたれています。
警察によりますと、少女は首と両足首の2か所にそれぞれ犬用の首輪を付けられ、首輪同士をひもで繋いだ状態で、伊藤容疑者の指導を受けていたとみられています。少女は警察に、「内心は嫌だったけど、長年通っている塾の先生なので、言い出せなかった」と話しているということです。
同じ学習塾で講師を務める伊藤容疑者の弟が取材に応じてくれました。
「(伊藤容疑者は)休みの日も1人で出てきて生徒を指導する。我々には『君らは休んでおいていいよ、俺1人で見るよ』と言ってくれるような人間なので。今でも嘘だと思っていますし、何かの間違いではないかなと。」(伊藤容疑者の弟)
取り調べに対し、伊藤容疑者は容疑を認めていますが、警察は詳しい動機などを調べています。