43:アニメ化する? しない?
たった1日でPV数が4万ほど伸びていました。
どうやら前回の記事で取り上げた実況者様や某有名メーカーのスタッフ様に紹介していただけたようです。ありがとうございます。
このまま話題になって書籍化とかされて本業よりも稼げねぇかなヘッヘッヘッ、なんてくだらない妄想もいたしましたが、話題性だけを意識して過激すぎる方向に舵を切ると途端にみなさんにそっぽを向かれることになりそうなので、これからも今まで通りやっていこうと思った次第であります。
で、改めて言っておきたいことがある。
今までもエロゲ業界人の目にとまってツイッターなどで軽く紹介されたことはあり、部分的にはそうだけどここは違う、まったくそうは思わない、あまりにも内容が偏りすぎている、という意見を当然いただいている。
ひょうろくだまという男は、普段使っている名義を隠して安全圏から愚痴り、自分の狭い世界で見たことをあたかも業界全体の話であるかのように誇張し、まるで御意見番かのようにしたり顔で吹聴するただのクズ野郎であるから、素性を明かして堂々と発言されている方々の意見の方が圧倒的に信頼できる。
俺の話すことは「自分を業界人だと思い込んでる頭おかしい奴の妄想」と思ってくれたらちょうどいい。
つまり、信じすぎないようにな! 俺は平気で嘘をつくぞ!
そんなホラ吹き野郎の俺が、今回もご質問に答えちゃいます。
■エロゲのアニメ化について
グリザイアの果実やヨスガノソラみたいにアニメ化するエロゲがよくありますが、
どういった基準で選ばれているのでしょうか?
また、僕はリドルジョーカーをもっと能力の設定やバトルを掘り下げて
アニメ化して欲しいと思っているのですが、可能性はあるのでしょうか?
アニメの制作会社から打診されるケースもあるのだろうが、エロゲのアニメ化はメーカー側主導で動くことがほとんどではないだろうか。
ぶっちゃけた話、俺はアニメのことなんてほとんどわからないから「酒の席で聞いた与太話」程度の話しかできないが、聞くところによるとアニメ化自体は資金さえ調達できれば実現できるようだ。
資金調達に少々不安があっても、売り上げ2万本以上あるような人気作なら、アニメ制作会社によっては検討してくれるらしい。
これは前も話したかもしれない。とにかく、お金さえあればアニメ化はできるらしい。
質問者は「リドルジョーカー」のアニメ化を希望しているとのことだが、ゆずソフトならその気になればいつでもアニメ化なんてしてしまえるんじゃないだろうか
しない理由は、おそらくアニメ化を必要としていないからだろう。
俺は、アニメ化は一般層への宣伝目的で行うもの、と考えている。
アニメ化した作品はコンシューマーへの移植を控えていたり、完全な全年齢向けへのシフトを狙っていたりすることが多いから、あながち的外れでもないだろう。
つまり、アニメ化にかかる費用=宣伝費、というわけだ。
一部を除いてエロゲ原作アニメはそんなに話題にならない傾向があるように見受けられるものの、ニコニコの再生数はかなり多いから、「アニメ化する」というだけで宣伝効果は凄まじいはずだ。
じゃあなんでゆずソフトはアニメ化しないの? 宣伝効果凄いならアニメ化してもっと売り上げ伸ばせばいいじゃん。
――と思うところだが、ゆずソフトはコンシューマー移植にあまり積極的なメーカーではない。調べてみたところ、過去に「天神乱漫」の一作だけ移植して、その他はしていないようだ。
俺の勝手な想像だが、ゆずソフトはアニメ化とか以前に、一般向けの市場にさほど興味がないのかもしれない。
つまりエロゲが大好きなメーカーで、「いつか一般向けで一花咲かせてやるんだ」なんて目標はなく、「エロゲ業界で天下取ってやるんだ」と、あくまでもエロゲで戦うことを主眼に置いているんじゃなかろうか。
売れない売れないと言われるエロゲ業界ではあるが、ゆずソフトは文句なしのトップメーカーで、ゲーム自体も売れるしグッズも売れまくっている。発売前にキャラソンを出して売れてしまうくらいにユーザーから高い信頼を得ている。
エロゲ業界で十分成功しているから、興味の無い一般市場に参入する必要がないのかもしれない。
あるいは、ゆずソフトに所属しているクリエイターの方々は、個人で一般向けのフィールドで活躍されているから、「ゆずソフトとしてはエロゲで好きなことやるんじゃい!」という感じなのかもしれない。
もう一度断っておくが、あくまでも俺の勝手な想像である。
鵜呑みにしないようにな!
最後に、さらに個人的にもほどがある話をいたしますと、アニメ化やラノベ執筆経験のあるクリエイターの中にはことあるごとに「あ~、アニメ化した(ラノベ書いた)ときはこうだったわ~」とマウントをとろうとしてくる人がいて、飲み会とかでイラッとすることがままあります。
わたくしのような低級人間は笑顔の裏で嫉妬の炎をメラメラさせるので、そういう自慢トークは同じレベルの人たちでしてくれよな!
アニメで見たい! というファンの気持ちも十二分に理解できますが、そんなひがみ根性丸出しのライター目線ですと、安易にアニメ化に走らずエロゲを主戦場にしているゆずソフトさんはとてもかっこよく見えます。
――という感じで、うまくまとめられなかったので今回は無理矢理締めさせていただきます。