フィギュアスケート四大陸選手権(韓国・ソウル)の出場を辞退した宇野昌磨(22)=トヨタ自動車、中京大=に代わって出場することになった全日本選手権6位の友野一希(21)=同大=が7日、北海道釧路市の日本製紙アイスアリーナで「チャンスをいただけたので、四大陸選手権は自分ができることをしっかりやり切りたい」と抱負を語った。
6日の正式発表前に宇野本人から「もしかしたら…」ということを聞いていたという友野は「補欠の1番手に選ばれた時点で、自分は出るつもりでいました」と告白。羽生結弦(ANA)らに代わって出場して5位となった2018年3月の世界選手権(ミラノ)など代役での出場も多く「今までの経験もあったのでそれくらいの気持ちの方がいいと思ってました」と心中を明かした。
初出場の昨年は12位と不本意な成績だっただけに「雪辱したいと思っています。表彰台を狙うくらいの気持ちで臨みたい」と意気込んだ友野。この日は日本学生氷上競技選手権の男子フリーで4回転ジャンプを2本決めて優勝。「これからの練習で不安なく四大陸選手権の試合に臨めるようにしたいです」と話していた。