興亜観音事件の実相

高森明勅氏への疑問　　

　高森氏は、皇室の、中には中々入れない様な次のような所へ、奉仕と称して有志の皆さんが清掃をする場所に案内しているようである。
　九月八日に、「つくる会」の女系容認論者とも分らぬ渡辺美智子氏が、高森明勅氏の皇居勤労奉仕に行ったと「つくる会」と「南木倶楽部」のメールで次の様に述べて居た。因みに桜子氏は、私の言論弾圧に登場した人物であり、現在はつくる会のメールの管理人代行をしている。私は氏を信用していない。
桜子です。
高森明勅先生の皇居勤労奉仕です。
桜子は１０年以上前に、國學院大学教授(当時)の中西幸正先生に、賢所の「清掃」のご奉仕に、連れて行って戴いたことがあります。

さて、私が興亜観音問題に関わり始めた頃の平成二一年に、ある人から聞いた話によれば、高森明勅氏は宮内庁からは然るべき金銭を受け取るが、その金銭は奉仕だから実際には、無料で清掃行為をされる有志の方々には渡さない。恐らく高森氏が着服しているのであろう、という訳である。誠実な人物の案内でこういうご奉仕をしているのであれば、皇室を敬ってする訳であるから非常に好ましい事である。ところがこれを高森氏が仕切っているとなると、「えっ？」となるのである。この辺りのことはどうなのか、真偽等についても含めて解る方がおられればご回答をお願いしたい。

御存知のとおり、高森氏は徹底して皇室を女系容認にしようと言う論の主張者である。既に皇室の継承問題では、皇室の歴史を基に論じても完全に歴史が解って居る人の多くは、全員と言ってよい程男系を主張して居る。また私が書いた「伝統と科学の一致」という論文でも遺伝子の立場からも男系以外有り得ないことを明確に述べて居る。更に、京大の動物学者の竹内久美子氏も遺伝子での男系を支持している。高森氏が出てくる幕はない筈である。

斯様な事情で有りながら、このような「奉仕」という活動を、当の高森氏が、十年も前から続けて遣って居る理由は何であろうか？肝心の高森氏に女系論を聞いても、まともな議論にはならず、逃げている様なのだ。高森氏は、「つくる会」に万世一系の皇統男系の維持を支持する人たちがいる間は役員ではなかった。然し２７年の役員改選では理事に就任したらしいことは、グーグル等で明らかである。。「つくる会」はどういう役員選考をしているのか？ 役員皆さんは、斯くも明確な男系維持論を無視するのか？「つくる会」の教科書採択の話はどうなるのだろうか？奈良等がした、自殺教唆まがいを放置するのだろうか？