1964年の東京オリンピックのために建設された国立競技場―。
2014年5月にファイナルイベントが行われ、
約50年の歴史に幕を下ろしたことは記憶に新しいと思います。
実は、この国立競技場のロゴは 弊社が製作させていただいたものなんです。
http://www.jpnsport.go.jp/kokuritu/sisetu/kankou//tabid/399/Default.aspx
ロゴを作るにあたって ブランディングを大切にする私たちにとっては、
お客さま=企業や施設への思い入れは並々ではありません。
ブランディングとは “存在価値”を高めるということですから
毎回自分のことのように考えて取り組んでおります。
国立競技場の最後は全国的なニュースとして 多くの人の感動を呼びましたが、
弊社としては、一味違う感慨をもって見つめておりました。
前置きが長くなってしまいましたが、 今回はそんな国立競技場のロゴよもやま話です。
国立競技場のロゴを作成したのは、
意外と最近で2011年のことでした。
ロゴ製作にあたって意識したのは、
国立競技場という存在の背景にある物語。
その建設の目的であった東京オリンピックは、
高度経済成長や日本の発展といった
サクセスストーリーの象徴でした。
また、近年ではJリーグの開幕や
ビッグアーティストのコンサートが行われるなど、
スポーツの聖地であり、文化の発信地でもありました。
莫大なエネルギーが集まる、パワフルな場所だったのです。
これらのイメージを念頭に、ロゴ製作にあたりました。
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そしてできあがったのが、
堂々たるタイプフェイスのデザイン。
歴史的な重みと荘厳さ、
未来へ向かう、強くたくましい足取りを表現しました。
また、シャープでエネルギッシュにさす
斜めのラインは、国立競技場から未来へ向けて
発せられるエネルギーの閃光。
スポーツ競技における肉体的な進化や、
文化的な発展を両義的に表わしています。
また、国際的なシーンで使用されることを想定した
欧文のバージョンでは、
JAPANを強調する赤がワンポイントとなっています。
総じて言えるのは、
国際競技場のロゴを見る時 高度経済成長時代の輝ける空気を感じ、
希望をもって未来へ向かっていくことができるようにという願いを形にしたということです。
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そんな思いを込めてお作りした国立競技場のロゴは、
コンペで見事採用されたのでした。
こんなに早くお別れすることになるとは
当時は思っていなかったのですが、
このような国民的に愛される施設のロゴを手掛けたことは
弊社にとってずっと誇れる実績となりました。
カレンダーや広報誌等、多くのグッズにお使いいただきました。
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