発端

あおりんごスレとの関係

ジュラシックスレsozai8月号追加分
http://web.archive.org/web/0if_/http://www.nijibox2.com/futabafiles/003/src/sp89403.zip
ジュラシックスレ8月号 sozai https://www.axfc.net/u/4001579
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昨年のラプトルの日
当日
http://web.archive.org/web/20180902011931/http://dec.2chan.net/55/res/10835062.htm
翌日
http://web.archive.org/web/20180903071416/http://dec.2chan.net/55/res/10839534.htm

去年のトプスの日
当日
http://web.archive.org/web/20181003063425/http://dec.2chan.net/55/res/10945498.htm
翌日
http://web.archive.org/web/20181004110944/http://dec.2chan.net/55/res/10948530.htm

ジュラスレwiki
https://seesaawiki.jp/jurassic

（（（（おさらいおしまいプスー））））

寝てるトプスは妙にかわいいな

起きてるトプスは妙だな

>寝てるトプスは妙にかわいいな
今気づいたけど寝トプスはほっぺたが赤いんだな

>1578400895844.jpg
これ確実に迷惑行為だよね？

トプスは寝る時体温あったかそう

おもちゃ箱をひっくり返したような轟音と共に、鈍色の空に瀑布が出現した。幾億の飛沫は打ち付ける雨と混じり合い、うね狂う海面に落下していく。衝撃が渦巻き音の坩堝と化す中、空と海の境界を突き破り巨竜は天へと飛び出した。
遠ざかる故郷を尻目にモモサウルスは空を飛ぶ。強靭なヒレは空気をつかみ、一掻きごとにその重厚長大な体躯を持ち上げた。篠突く雨も物ともせず、全身全霊を込めて重力に抗い羽ばたき続ける。まだ見ぬ景色に期待を膨らませ、尋常ならざる海の王者は雲の向こうへと加速していった。

　闇夜に浮かぶ青い宝石。その色は碧眼のように深く珊瑚礁のように鮮やかで、瑪瑙とも瑠璃ともつかぬ魅惑を放つという。この世の海を全て合わせたものより大きな宝石が空の彼方にあるのだと、アノマロえーりんは教えてくれた。心奪われた。昼夜を問わず頭によぎる未知なるものへの想像は好奇心を生み、やがて空を飛び出す原動力となった。
　黒く沸き立つ雲の波を抜けるとそこには、透き通るほどに晴れ渡る空があった。

　身体が重い。空気は粘りを失ってヒレは空しく虚を掴む。無限に思われた紺碧の空はいつのまにか夜の闇へと変貌していた。上昇するごとに息の詰まるこの空間は、そこに生命の滞在を拒むかのようであった。
それでも懸命にモモサウルスは天を泳いだ。苦労の果てには必ず求めるものがあると信じ、希望を燃料に進まぬ身体を蠢かせた。それでも闇は容赦なく巨躯を蝕む。弱々しく羽ばたくヒレは軌道を乱し、やがて完全に沈黙した。
　限界だ。
　のっぺりとした黒のベールは恨めしいほど変化を拒み、纏わりつく苦痛は否が応でも行動を阻害する。母なる海が帰宅を命じ、落下するのを全身で感じた。失望をかみしめながら、モモサウルスはこの旅路で初めて後ろを振り返った。

青の世界がそこにあった。

>トプスは寝る時体温あったかそう
そういえばトプスって恒温動物なの？

　圧倒するそれは積み上げていた数多の想像を欠片も残さず吹き飛ばした。包み込む光は視界の端々までありとあらゆる色彩を艶めかせ、荘厳なる存在はこのちっぽけな体に溢れんばかりの幸福を補填した。
沸き立つ雲は小魚のように跳ね踊り、幾億の群れとなって空に散った。名も知らぬ大陸がグラデーションを描いて晴れやかな舞台を作り上げ、故郷の海は脈打つように世界を巡りゆく。神羅万象がおもちゃ箱のように一つに集まり、輝いていた。
青の世界とは海であり、空であり、宝石であり、私自身でもあったのだ。

モモサウルスは地球を見た。

焦燥の飛沫を高く上げ、モモサウルスは帰還した。巨躯の隅々まで潮が行きわたり、乾いた皮膚に血が巡る。優しく包み込む母なる海が、懇願するかのように纏わりついた。
　いつのまにか日が落ちて、海は深い闇の底。見慣れた光景に先ほど眺めた地球の姿を想起する。モモサウルスは渇望していた。心奪われたあの色彩を、すべてをかなぐり捨ててでも眺めていたい、永遠に。
幸せの青い鳥は、家の中では見つけられない。あの輝きを掌中に収めるには、青の世界を見るためには、ゆりかごを出て漆黒の宇宙に留まらなければならない。それならば？答えは既に決まっていた。決別の想いを胸に、モモサウルスは登り行く。
　夜の闇を切り裂いて、水平線に希望が昇る。
爛々と妖光を放つ満月がそこにあった。（完）

おわりー
長文連打失礼しました

いい…

鈴瑚トプスはある日、その巨体を活かし相撲をし始めた。
地面に円を描き、その円の中に入ってくる者を誰と
構わずに外へ排除した。　こういう勝負に限ってトプスは
強かった。　ほとんどのジュラシックには負けず、勝って
満足していたがある日、そこへ驚きの存在が現れた。
ケーキロサウルスがズシンズシンと近くまで歩んでくる。
「ちょ…おまっ…相撲とかそういう次元じゃねえプス。」
トプスはケーキロサウルスが自分に向かって真っすぐに
歩いてくるので、それは挑戦であると思い込んでいた。
しかしそのケーキロサウルスは、何も考えていなかった。
トプスはその円の中を守っていたが、こればかりは
相手が悪い。　足元すらも見ようとしないでかぶつに
踏み潰されぬように、円の外へ逃げ、そして呟いた。
「トプに守れるものなんて、結局何もないんプスなぁ…」
トプスは悔しがったが、でも何故か微笑んでいたのだった。