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「寄付したらヌード写真を送ります」美女モデルの呼びかけに集まったオーストラリア森林火災の支援金はなんと1億円

「寄付をしたらヌード写真を送ります」。過去最悪の被害が続くオーストラリアの森林火災を巡り、アメリカ在住のヌードモデルが寄付者に対し自身のヌード写真を提供すると呼びかけたことが話題になっています。支援金の総額は1月7日現在(日本時間)、約1億円に達しました。

投稿したのはロサンゼルスを拠点に活動する“裸の慈善活動家”Kaylen Wardさん(20)。話題になっているのは彼女が1月4日(日本時間)にツイートした以下の内容です。

オーストラリアの山火事に10ドル以上の寄付をした人全員に私のヌード(写真)を送ってあげる。毎10ドルごとにヌード写真1枚をDMで。寄付した証明を必ず送ってね。

I’m sending nudes to every person who donates at least $10 to any one of these fundraisers for the wildfires in Australia. Every $10 you donate = one nude picture from me to your DM. You must send me confirmation that you donated.

この投稿後、またたく間に反響が広がり、ツイートに対し約8万RT、20万以上のいいねが付きました。

「はじめは数千ドル集まれば良いと思っていた」(Wardさん)とのことですが、ツイートの拡散と共に、みるみるうちに寄付が増え、1月7日(日本時間)には約1億円(100万米ドル)に到達。Wardさんはツイッター上で、

もし寄付金が1億円に届いたと言ったら、あなたは信じる?

Would you believe me if I told you we raised an estimated $1million

と喜んでいます。

Wardさんは今回の活動を始めた理由として、米ワシントン・ポスト紙の取材に対し「森林火災に関する報告書を読んで、いてもたってもいられなくなったの」と話しています。

2018年に彼女が暮らす米カリフォルニア州で発生した大規模火災では、彼女の実家が危険にさらされ、家族はハウスボート(水上に浮かぶ住居用ボート)に避難したそうです。また、彼女の自宅は惨禍を免れたものの「当時の婚約者の娘が住んでいた街のすぐ近くは、カリフォルニア史上最悪の被害を被った場所となった」と同紙の取材に対し話しています。

A model raised $500,000 for Australia wildfire relief by sending nude photos to donors, she says(The Washington Post)
https://www.washingtonpost.com/technology/2020/01/06/model-raised-australia-wildfire-relief-by-sending-nude-photos-donors-she-says/

一方、インスタグラムは、投稿に性的な内容が含まれガイドラインに違反しているとし、Wardさんのアカウントを停止。Wardさんは新たなアカウントの作成を何度か試みたそうですが、いずれも停止されインスタグラムの利用を諦めたといいます。

Wardさんは、

インスタのアカウントも停止されたし、家族にも勘当されて、好きだった男に話したくないとまで言われたのよ。それもこれも全部あのツイートのせいで。

My IG got deactivated, my family disowned me, and the guy I like won’t talk to me all because of that tweet.

と、家族や身近な人からも批判を浴びたことを明らかにしましたが、

でもクソくらえだわ、コアラを救うんだから

But fuck it, save the koalas.

と今後も活動を続けることを表明しています。

オーストラリアの火災は昨年9月から続いており、BBCニュースなどによるとこれまでに24人が死亡。コアラなど野生動物も多数被害に遭い過去最大規模の被害になっており、収束の目処が立っていない深刻な状態です。

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