東都大学野球の亜大は7日、東京都日の出町のグラウンドで今季初練習を行った。昨秋のリーグ首位打者でドラフト候補の矢野雅哉内野手(3年・育英)は「首位打者は狙って取れるわけではない。取れればいいが、守備で投手陣を助けて引っ張っていきたい」と、連続首位打者よりも無失策を目標に掲げた。
ホームからバックスクリーンに当てる肩の強さは一級品で、遠投は128メートルを誇る。生田勉監督(53)は「守備はもともといい。首位打者も取ったしプレーで引っ張ってほしい」と期待。内野守備力は、元中日・井端の学生時代に匹敵すると太鼓判を押す。矢野も「井端さんが目標。ヒットになりそうな当たりを飛び込んで捕るのではなく、正面に回り込む。ああいうふうになりたい」と力を込め、進路は「プロ一本で行きたい」と力強く宣言した。
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