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【ドラニュース】

石川昂、ルーキーイヤー本格始動。ジムで筋トレ1時間半。「野球をする準備はできた」

2020年1月7日 紙面から

トレーニングする中日の石川昂=名古屋市のBCプロジェクトで(島田明撮影)

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 中日のドラフト1位・石川昂弥内野手(18)=愛知・東邦高=が6日、名古屋市千種区のスポーツジム「BCプロジェクト」で本格始動した。約1時間半、上半身、下半身をまんべんなくトレーニングで鍛え上げ、練習後には「野球をする準備はできたと思います」と手応えを口にした。近日中に入寮し、新人合同自主トレに臨む。

 時折、顔がゆがむ。うめき声のような声も漏れた。きつい、苦しい。汗を滴らせながら、石川昂は必死に体をいじめ抜いた。ドラフト1位ルーキーの本格始動。約1時間半、懸命にトレーニングを続けた。

 「やれたけど、やっぱりきついですね」と思わず苦笑いを浮かべた。年始からキャッチボールやノックなどで体を動かしていた。バットも振っていた。それでも、ジムでの今年初のトレーニングは、体を動かすというレベルとはやはり違ったようだ。

 手を震わせながら、バーベルを上げる。歯を食いしばって懸垂にも取り組んだ。他にも腕周りや腹筋などを鍛えるメニューなど、課題はめじろ押しだった。「今日は(器具の)重さは抑えめですけど、回数は多かったです」。昨夏以降、継続して厳しい練習を続けてきた成果はしっかりと出ている。

 12月25~27日に参加した東邦高の沖縄合宿にも同行したBCプロジェクトの高橋拓貴トレーナーは「なんだかんだ言っても、しっかりやる子ですから。背中や(上半身の)横の部分にも筋肉が付いてきています」と説明した。

 練習を欠かさず、野球脳も鍛えている。少年野球時代の恩師から渡されたという元中日監督・落合博満さんの著書「采配」を読んでいる。「野球の技術とかでなく、読んでいて本当に面白いんです。いろいろ勉強になります」。目標に掲げる三冠王を達成した落合さんの本を、入寮の際に持参する予定にしている。

 

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