そもそもビールにはどんなタイプがあるの?
ビールは製法や原料によって様々なタイプがあり、その数は100以上もあると言われています。発酵方法で分類した中でも「ラガー」や「エール」は、よく目にするのではないでしょうか。
「ラガー」は低温で麦汁を発酵させる「下面発酵」という方法で造られるビールです。
一方「エール」は、15~20度くらいの温度で麦汁を発酵させる「上面発酵」で造られています。
ピルスナースタイルって何?どんなビール?
ピルスナースタイルはラガーに分類されるビールの一種で、1842年にチェコのピルゼン地方で生まれました。
ピルゼンのピルスナーは、地域の水の特徴である軟水を使って醸造され、アルコール度数は3~5%程度。淡い黄色で、クリーミーな泡立ち、そしてホップの苦味が特長のビールです。
実は日本で流通しているビールの9割以上がピルスナー
日本で販売されているビールの約9割はピルスナービールだと言われています。
世界中でも最も普及しているタイプです。
私たちに馴染みが深い「アサヒ スーパードライ」や「キリン 一番搾り」「ヱビス」。これらのビールは、ピルスナータイプに分類されます。
ピルスナーが普及した理由
ピルスナーは何故これほどまでに普及したのでしょうか?
その理由は、ビールの醸造技術の発展と、品質維持、味にあります。
ピルスナーが誕生した当初は、低温で発酵させるためには、気温が低い冬場にしか醸造できませんでした。しかし、冷蔵技術の発展によって、季節を問わず容易に造ることができるようになったのです。
低温で発酵するピルスナーは、雑菌が繁殖しにくく、技術の発達により長期保存も可能となりました。
しかも、癖が無くて飲みやすく、冷やすとさらに美味しいビールに。そんな評判が広がり、ピルスナーは世界中に普及していったのです。
やっぱり美味い、定番のビール
ビールには100以上のタイプがあるのに、普段口にしているのはたった1種類だけと聞くと、ちょっともったいないような気がしますよね。
とはいえ、やっぱり定番のビールが一番美味しく感じられるものです。
今度ビールを飲むときは、ぜひ今回ご紹介したピルスナーの歴史を思い出してみてください。いつものビールがより味わい深く感じられるはず!
(株)ウィスク・イーが2019年9月25日(水)に、新定番ピルスナー「ロストラガー」が発売。
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