彼女の薔薇は
FE 聖戦の系譜より、大沢版のエルトシャン、ラケシス兄妹。美しく、人を惹き付けた兄妹でした。エルトシャンの生真面目過ぎた所が身を滅ぼしました。優秀で先王に可愛がられたことも原因の一つ。本人に悪気は無くても、その存在だけでシャガールをずっと傷付けていたのでは?劣等感が刺激されてそう。ラケシスはブラコン過ぎ。あんな兄がいたらハードル高くなるのは仕方ないかも?ミネルバの時も少し思いましたけど、身内が優秀だと大変です。エルラケには正直あまり興味がなかったのですが、大沢版のはあり。画集で「許されない思い、だから彼は彼女に白い薔薇しかあげられなかったのです」という解説が切なかったですね。両片想いの切なさがしみじみ悲しい。二人のやり場のない思いは彼の死により昇華されたのでしょうか?ラケシスのあの慟哭が忘れられません。兄の首を見てしまったのですから。ただでさえショックなのに、それが愛するひとならば尚更でしょう。ただ、このCP だとグラーニェ王妃が気の毒。王族貴族ですから政略結婚当たり前ですが、悪役にはしたくないのです。誰かを不当に貶めて悦に入るのは大変ひととして恥ずべきことだと思いますので…。プラトニックだからこそ、この組み合わせには燃えました。グラーニェが居なくて独身なら結婚出来たかも?ナンナの台詞で近親婚の可能性が指摘された時は「聖痕の保持者を必ず生む為か?」と納得。でも本命はベオラケ(笑)。バーハラ若しくはトラ7の後にフィンラケになっても、それはそれで美味しいかと。同時進行で無ければ夫や恋人は何人いても良い所。リアル中世欧州でも生涯で何回も結婚して子どもを生んだ女性は数々。男性だともっといますが。ラケシスは兄の死を乗り越えて逞しく生きます。トラ7で石にされていたことが判明。元に戻って子どもたちと再会して、ノディオンをはじめアグストリア再建に携わって欲しい所ですね。きっとエーディン同様、アレスの良き補佐になってくれることと思います。
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