ついに外付けSSD型の生体ストレージを開発することに成功しました。
小魚の脳を4個体分並列に接続し、128GBの大容量を実現しています。
小魚4匹の脳を並列接続した「生体ストレージ」登場 現実味のあるSF設定にロマンを感じる
煮干し×レジンの発想がさらに進化したアートプロダクトです。
科学技術の発展により、いまや“小魚の脳”が記憶媒体に。そんな現実味のあるSF設定がロマンあふれるレジン作品「生体ストレージ」がTwitterで人気を呼んでいます。
実際にUSBポートに挿して使える、外付けSSD型の記憶媒体。透明なレジンの中には小魚が4匹並んでおり、それぞれ電子部品で“接続”されているようです。そのビジュアルと「小魚の脳を4個体分並列に接続し、128GBの大容量を実現しています」という説明がマッチし、ネタと知りつつも開発背景などいろいろな想像をしてしまいます。
作者は、以前に「鉱石メモリ」や「虫入りこはく」を作って話題になった学生のニケルxp(@ni28_xp)さん。いずれもレジン作品で、今回の「生体ストレージ」は2018年12月に公開され人気を集めた「小魚USBメモリ」を大型化したもの(関連記事)。
前回と同じくキビナゴの煮干しを使っており、特に今回の生体ストレージでは「厚みが1センチの板に封入するにあたり身体が小さく真っすぐな個体をセレクトしました」とのこと。小魚USBメモリでは「水分を飛ばす処理」や「気泡の発生を抑える工夫」が行われていましたが、それらの“技術”が今回の作品に生かされているのは間違いなさそうです。
以前の作品と同じく、データの出入力時には赤いライトが点滅。使用中は4匹の小魚に“アクセス”している雰囲気が漂います。「生体ストレージ」は、1月11日~12日に東京ビッグサイトで開催される「ハンドメイドインジャパンフェス」にて販売予定。容量は「32GB」「64GB」「128GB」から選択。
また「小魚USBメモリ(生体メモリ)」は、ハンドメイドマーケット「Creema」にて予約販売を受け付けていますが、現在は注文が殺到しており、発送まで3~4週間程度かかる可能性があるとのことです。
画像提供:ニケルxp(@ni28_xp)さん
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