2019年に買って一番良かったもので、即答するのがこれである。
買って良かった点
- 体幹が効果的に鍛えられてダルダルの下半身が引きしまった
- 全身運動になるので血行が良くなった気がする
- 辛くない、むしろ楽しいから根性なくても続けやすい
- 1回1〜2分でいいから続けやすい
- なにかスイッチを入れるとか電源を確保するとかの煩わしさがない
- 小さいので置き場所にあまり困らない
これだけで良さがわかった人は以下は読まなくて良いかと思う。買って振ったらいい。
私は子供の時から運動が苦手で、徒競走は常にビリ、逆上がりはできない、常に文化部or帰宅部という運動習慣ゼロのレールを走ってきていた。バイト時代は立ち仕事や軽作業もこなしてきたがここ数年はモニターに向かうのみの日々である。
20代はそれでもまあ無茶が利くのかもだが30代に入ると疲れやすかったり体の冷えがメンタルにダイレクトに作用するのがわかったりと自分の身体に向き合わざるをえなくなる。
一応ヨガレッスンを契約してみたりランニングシューズを買ってみたり、ターザンの初心者向けっぽい号を読んで実践してみたりこれまでもできる範囲の「運動習慣つけたい週間」は行ってきた。
職場である事務所でもこのムーブメントは度々起こり、その都度励ましあい、あれが良かった・これが効果的だったと情報交換をしあう。
そんな日々を繰り返してきての、今年の春頃だったか。事務所内で最もガチでトレーニングを積んできた男性にケトルベルを勧められた。
ケトルベルの存在は知っていたがロシア軍が使う重い鉄球というヘビーメタルなイメージしかなく 、ひょろひょろで握力が15kgとかしかない私が使うようなものではないと思っていた。
(その人はケトルベルで筋肉がつきすぎて腕が脇につかなくなっていたし)
なのでその時はスルーした。しかしその後運動の話になるたびに彼は「ケトルベルがいいっすよ」と繰り返してきて、そんなに…?私でも…?という気持ちになってきた。
きっかけは夏アニメである。「ダンベル何キロ持てる?」が放送開始された。
運動嫌いな私でも、この強烈な主題歌や前向きなキャラたちのノリの良さに、まんまとその気にさせられたのである。筋トレ楽しい〜!
それに知らなかった知識もたくさん得られた。私が運動について大きく勘違いしていた点は2話で語られていた。
「運動前の(静的)ストレッチは逆効果である」
という事である。
子供の頃からの刷り込みで運動前はアキレス腱などを伸ばすのが良い事だと思っていたので目から鱗だった。そして
「運動前は動的ストレッチが効果的」「トレーニング後の静的ストレッチは有効」「トレーニング後は30分以内にタンパク質を摂取」ということも知れた。
これらは完全にタイミングを間違えていたことなので容易に取り入れられた。
動的ストレッチをしてからスクワットをすると、ただ漫然とスクワットをしてた頃よりずっと辛い。ちゃんと効くというのはこういうことなんだ…と筋肉痛に苦しみながら思った。
しかしその分効果は高く、腰回りがかつてないほど持ち上がってスッキリしてきたのだ。動的ストレッチ大事。
ところで私は超運動不足、デスクワーカーの女性である。おしゃれは結構好きな方である。スタイルは当然気になる。
身長160cmで体重40kg台後半で、全く太ってはいない。むしろ上半身は痩せ気味の印象だと思う。しかし姿勢は悪く上半身はSサイズ7号だが下半身は Mサイズ9号というちぐはぐな体型だ。尻は20代で下垂した。尻が低いとただでさえ短いのにより短足に見える。姉に「体型がオタク」と言われた。オタクなのは事実なので仕方ないが、体型はなんとかしたい。
2018年に一世を風靡したzozosuitsで計測した結果も同身長・同体重の平均からすると上半身は軒並み2〜3cm細いが下半身は4〜5cm太いという壺みたいな結果になった。これには長年のコンプレックスを数字でつきつけられただけで凹むだけであった。
なのでこの動的ストレッチ+筋トレによる効果は初めて見えた海路の日和であり、すっかりやる気になってしまった。
そこで半年前から勧められていたケトルベルを買うことにした。調べてみたら今は4kgから買うことができ、値段は2000円程度、女性にも人気が出てきていることがわかった。
非力を自覚している人間なので迷わず4kgにすることにした。「ダンベルだと3kg持つの結構やっとなんだけど本当に大丈夫かな…」レベルである。
しかし持ってみたらわかるのだがケトルベルはダンベルよりずっと持ちやすい。基本の動きであるスイングは両手持ちなのでなおさら大丈夫であった。
早速動的ストレッチ(股関節周りと肩周り)をしてから最もメジャーなトレーニング「スイング」を20回ほどやってみた。
遠心力で重いものをブンブン振るので、キッズの頃にバケツに水を入れて勢いよく振り回して「ほらこぼれないぜ!!」ってやってたことを思い出した。
20回なんてあっという間であった。全然楽勝、むしろアトラクション感覚なんだけど?って感じである。少し息は上がる感じがある。
もっと出来るのかなと思ったけど20回でやめておいた。
そして翌日、体験したことないくらい身体の真ん中ら辺が筋肉痛になった。
これが体幹に効くってこと…むしろ体幹の筋肉の存在を痛みで初めて意識できたかも。
3日くらい筋肉痛に苛まれたと思う。トレーニング自体はあんなに楽勝だったのに。
そして2日にいっぺんくらいケトルベルをやるようになった。2回め以降はそこまで筋肉痛にならなくなったのでほんとに楽勝だった。
1ヶ月後、1kgほど体重が減り、ウエスト-3cm、太もも-5cm、というかつてないサイズダウンに成功した。
ウエストはもともと64cmくらいでそんなに太くなかったのだが、背筋がキュッと引き締まり61cmになった。くびれがくっきりしてそれだけで多少腰高に見える気がする。
そしてスクワットしてもヴェレダのホワイトバーチ塗って麺棒でマッサージしても細くならなかった太ももが…いつも冷え切ってセルライトだらけの太ももが…5cmも痩せたのである。
太ももに負荷がかかる感覚はほとんどなかったので本当にこの結果には驚いた。
いかにデスクワーカーの体幹が弱っているか、体幹が弱ることで太ももや尻に肉が滞るかがよくわかる。
そしてにわかの技術のスクワットやプランクはそうそう体幹には効かないということもわかった。
ケトルベル 、ケトルベルがあれば解決してくれる。何も考えずにケトルベルをぶん回せばいい。
このあと10月から年末は忙殺され、まじめにYouTube見ながら筋トレするなどという余裕が無くなってしまったが、朝ケトルベル振るくらいは出来るのでほぼ無の感情で2〜3日に1度ぶん回していた。
しんどくない・すぐ出来る・身体があったまるのでわたしのような根性なしでも続いた。
電源などが不要なのも良い。慣れればスマホで動画検索とかしないでいいからついスマホに時間取られてサボることもない。アプリとか不要。
こんな感じで頑張ってないし不摂生が続いてもウエストはキープされたまま、ボトムスはワンサイズ小さくなった。
まとめ
- デスクワーカーははちゃめちゃに体幹が弱い
- 体幹を鍛えるのは難しい
- ケトルベルなら効果的に鍛えられる
- 動的ストレッチを組み合わせると効果が出やすい
- 体幹を鍛えると全体的にスタイルが良くなるのは本当だった
注意としては重さの選び方やケガだろうか。振ってる瞬間は遠心力でかなりの負荷がかかってる(感じないけど)らしく、フォームを間違えると危険である。きちんと動画などで確認しながら使った方が良い。
なのでここでは詳しい使い方は紹介しないでおく。
慣れすぎて負荷が足りないので最近は回数を増やしている。
あとは二個持って身体をひねるやつをやりたいのでもう一個買うつもりです。
反響あったらそのうちメニューとかイラストで紹介できたら良いな。
ZOZOsuitsの再測定もしたいけどあれ結構面倒臭い。
こちらからは以上です。