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小型ヤッコとサンゴの混泳

time 2016/08/26

小型ヤッコに魅了されて、サンゴ水槽に入れてみたと思う方はたくさんいらっしゃるでしょう。ただし、小型ヤッコには比較的サンゴを突かないものと、突きやすいものに分類されます。ですので、サンゴとの混泳には気をつけてください。

小型ヤッコの種類

クシピポプス亜属

この種類に属するヤッコは、比較的サンゴを突きにくい種類のものと言われています。

代表的なものとしては、

フレームエンゼル・アフリカンフレームバックエンゼル・ ホツマツアピグミーエンゼル・ココスピグミーエンゼル・レスプレンデントピグミーエンゼル・チェルブピグミーエンゼル・ルリヤッコ・アカハラヤッコ・ダイダイヤッコ・チャイロヤッコ・レンテンヤッコ・マルチカラーエンゼル・カリビアンフレームバックエンゼル・ポッターズピグミーエンゼル・フィッシャーズピグミーエンゼル等です。

が、100パーセントサンゴを突かないという保証はありません。この後の私の経験を参考にしてください。

 

ケントロピーゲ亜属

この種類に属するヤッコは、比較的サンゴを突きやすい種類のものと言われています。

ソメワケヤッコ・レモンピール・ゴールデンエンゼル・ナメラヤッコ・コリンズピグミー・スミレヤッコ・シマヤッコ・ペパーミントエンゼル・ヘラルドヤッコ・アブラヤッコ・オハグロヤッコ・イエローフィンエンゼルフィッシュ・メニィスパインドエンゼル・エイブリーエンゼル等です。

 

サンゴの食害は「入れてみないとわからない」

私も海水魚を始めて、小型ヤッコに魅了された内の一人です。小型ヤッコを飼い始めてサンゴも入れたくなりました。そこで浮上したのが、ヤッコのサンゴに対する食害です。飼い始めて間もない時でしたので、最初は全く気にしていなかったのですが、ある日突然カクオオトゲキクメイシの一つが一晩で骨格だけになっていました。原因がわからず、水槽を眺めていると、一匹のフレームエンゼルが頻繁にそのサンゴをついばんでいました。その時点で初めて原因がわかったのですが、他に入れていたカクオオトゲキクメイシは全く食べようともせず、無傷のままでした。その後は変化がない状態が続き、次に入れてみたのがカリビアンフレームです。カリビアンは全く食害せず、粒餌のみ食べていました。すると、先住者のフレームエンゼルが違うカクオオトゲを突き始めて、またまた骨格だけになってしまいました。その後、フレームエンゼルが逝ってしまい、サンゴを食害するので、フレームエンゼルはあきらめていたのですが、どうしても赤いアクセントが水槽にほしいと思い、食害覚悟でフレームエンゼルを入れてみたのですが、そのフレームエンゼルは全く食害をしませんでした。その時点でわかったことが、同じ種類でも食害をする個体と食害をしない個体がおり、”入れてみないとわからない”という結論に達しました。

大型ヤッコやチョウチョウウオでも食害しない個体がいる?

ここからは小型ヤッコの話ではないのですが、ある日、とあるショップを訪れた際、大きな水槽に大型ヤッコのフレンチエンゼルが泳いでいるのを見かけ、ふと見るとオオバナサンゴが置いてありました。しばらく眺めていたのですが、近寄る気配もないので、店員さんに”突かないんですか?”と尋ねてみると、全く突かないという返事が返って来た事があります。ですので、チョウチョウウオ、中型、大型ヤッコでも、サンゴを突かない個体がいるということになるのではないのでしょうか。

 

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