
リーク情報に定評ある海外サイトEurogamerが、ソニーの次世代ゲーム機PS5およびマイクロソフトのXbox Series Xにつき詳細なスペックの噂を伝えています。
情報の流出元はAMD(どちらのハードもAMDの「Zen 2」アーキテクチャ採用と公式発表済み)であり、信ぴょう性を疑う理由はあまりないとされています。それぞれのCPU・GPU・メモリに関するリーク情報は、ざっと以下の通りです。
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PS5 |
Xbox Series X |
CPU |
SMT(同時マルチスレッディング)対応のZen 2、8コア。クロック周波数は不明 |
SMT対応のZen 2、8コア。クロック周波数は不明 |
GPU |
Navi世代カスタム、36個のコンピュートユニット、2000MHz(具体的にはRX 5700およびRX 5700 XT) |
Navi世代カスタム、56個のコンピュートユニット、約1700MHz |
メモリ |
448GB / s(512GB / sの可能性も)、GDDR6。容量は不明 |
560GB / s、GDDR6。容量は不明 |
ここまではおおよその予想に沿っていますが、さらにEurogamerはPS5に搭載されるプロセッサがセミカスタムAMD製品であり、GPUを3つの異なる動作モードに切り替えられるとしています。すなわち、PS4およびPS4 Pro用のソフトウェアを駆動する、いわゆる後方互換性を実現するためのモードです。
まずクロック周波数が2.0GHzで、完全に制限が解除された「ネイティブ」または「Gen2」と呼ばれるモード。こちらはおそらく、PS5専用ゲーム向けと思われます。
そして「Gen1」と「Gen0」とされるモードもあり、前者はPS4 Proと同じく36のコンピュートユニット、911MHzのコアクロック、メモリ帯域幅は218GB / s、64のROP(Rendering Output Pipeline)で実行されるとのこと。そして後者の「Gen0」モードでは、CUとROPを半減させ、800MHzで動作。これはPS4基本モデルと一致しています。
自社の過去ゲーム機用ソフトが遊べる後方互換性は
PS5でも
Xbox Series Xでもメーカー公式に約束されている(特に後者は初代から)ことです。ソニーとマイクロソフトの次世代ゲーム機戦争は、それぞれが擁する20年以上ものソフト資産の激突になる側面もありそうです。

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