新年を迎え 正月休みを利用して、地元の神社や旅先での人気参拝スポットへ初詣に行かれる方も多くいらっしゃると思います。
年明けに当たり前のように神社へ足を運んでは、お参りをするといった流れが ごく一般的な風潮となっていますが 最近では年末年始 関係なく お仕事をされている方も多くなってきました。
また、正月休みの間は親戚への挨拶回りや なにかと多忙で中々 時間が作れなくて参拝に行けなかったという話もよく耳にします。
正月三が日を過ぎたら、初詣に行ってはいけないのでは。と疑問に思われている方はきっと少なくはないでしょう。
そこで今回は、『初詣は必ずしも三が日に行かないといけないのか!?参拝作法・マナー・時間帯』 について、私なりに まとめてみようと思います。
初詣の意味とは
年が明けてから初めて神社や寺院などに参拝する行事です。
一年の感謝を捧げたり、新年の無事と平安を祈願したりする。
つまり、初詣は旧年の感謝の気持ちを捧げると同時に 新年が良い年でありますように神様に祈願するための行事です。
神社参拝作法
度々 神社参拝に訪れている方はご存知だとは思いますが、参拝には きちんとした作法があります。
神社は神様がいらっしゃる神聖な場所であるため、最低限の作法・参拝の流れを理解して頂きたいと思います。
神社参拝に際して
服装について
服装は、その時々の心の表れともいわれます。あらたまった場での服装には今日でも特に気をつかいます。神社の神職は神さまに対するとき、目上の方に接するように正装します。ですから私たちも、神社参拝の際には極力服装をただすよう心がけてはいかかでしょうか。
特に社殿の中などの特別な場所で参拝される際、男性はスーツにネクタイ着用、女性も同等の服装を必要とされることもあります。旅先では、軽装になりがちですが、特別な場所での参拝を予定されている場合は、相応の服装を準備するとよいでしょう。
鳥居のくぐり方
神社の鳥居には、一般社会と神域を区切る結界のような意味があるともいわれています。目上の方のお宅を訪問するような気持ちで、一礼してからくぐるのが丁寧なくぐり方とされています。また、参拝を終え、境内を出る際も社殿の方に向き直って一礼するとよいでしょう。
参道の歩き方
神社では参道の中央を神さまが通る道(正中/せいちゅう)と捉えることがあります。ですから、参道の中央を避けて進むのは敬意の表れといえます。また、参道の中央を横切る際に、軽く頭を下げながら通ったり、中央で神前に向き直って一礼してから横切るという敬意の表し方もあります。
地域によっては、左側通行等 決まりがあるようですが 堂々と正中を進まず 真ん中を避けて歩き進めて欲しいと思います。
服装に関しても、背広を着る必要はありませんが 普段着より少し気を遣った服装を心掛けた方が良いと感じます。
女性も同様に、肌の露出を控えて清潔感のある服装を心掛けましょう。
神社参拝の作法
1 入口の鳥居をくぐる前に会釈をし、気持ちを引き締めてから境内に入ります。
2 入手水舎の水で心身を清めます。このことを「手水をとる」といいます。
手水の仕方
① 右手で柄杓(ひしゃく)を持ち、水を汲んで左手にかけ左手を清めます。
② 次に柄杓を左手に持ち替えて、同じように右手を清めます。
③ 再び柄杓を右手に持ち、左の手のひらに水を受けて口をすすぎます。④ 口をすすぎ終えたら、もう一度水を左手に流します。
⑤ 最後に水の入った柄杓を立て、柄に水を流してから伏せて置きます。
3参道を通ってご神前へ進みます。
4賽銭箱の前に立ったら会釈をし、神さまに捧げる真心のしるしとして、賽銭箱にお賽銭を入れます。
5二礼二拍手一礼の作法で拝礼し、会釈をしてから退きます。
拝礼の仕方
① 深いお辞儀(礼)を二回繰り返します。[ 二礼 ]
② 次に両手を胸の高さで合わせ、右手を少し手前に引き、肩幅程度に両手を開いて拍手を二回打ちます。[ 二拍手 ]
③ そのあとに両手をきちんと合わせながら心を込めて祈ります。
④ 両手をおろし、最後にもう一度深いお辞儀(礼)をします。[ 一礼 ]
出展元:参拝の作法 - 東京都神社庁
手水~ 二礼・二拍手・一礼、これは普段の参拝の際も同様の流れです。
しっかりと感謝の気持ちとお願い事を神様へ伝えて、清々しく境内を跡にして欲しいと思います。
初詣の期間
初詣は、お正月三が日の間に行くのが一般的です。
でも、松の内の期間なら、まだ大丈夫。
神社庁の方によると、一般に15日までにお参りする方が多いとのこと。
※松の内…正月の門松(かどまつ)を飾っている期間。
北海道から沖縄まで、毎年1月の中旬(10日前後)にどんど焼きが行われる事から 最低でも その日にちまでに初詣にお出掛けになったら良いと思います。
お賽銭についても、詳しく書かれている記事を見つけました。
凄く参考になります。
⬇⬇⬇
参拝に欠かせない「さい銭」 適正な金額、ふさわしくない金額は?(オトナンサー) - Yahoo!ニュース
ちなみに、私は15円をお賽銭として納めていました!
充分な御縁がありますように。
三社参りとは
西日本の各地の風習としての三社参りは、正月の初詣として、三つの神社を詣でることを指す。この風習が根付いた地域の人々は、「初詣=三社参り」であり、特別な信仰心とは無関係に、当然のこととして三社参りを行う。特に福岡県を中心として九州地方・中国地方の一部で根付いた風習である。
三社参りの風習のある地域
この情報は恥ずかしながら 私自身 初耳でした。
私の地元(熊本県)では三社参りを当たり前のように行っていたので、九州と一部の地域だけだったという事に大変 驚いております。
参拝客で混雑する時間帯を避ける
参拝する時間帯によっては大変混雑します。(特に元日)
お年寄りや小さなお子さんをお連れの方々なんかは、長時間 寒空の下 長蛇の列に並ぶのは困難だと思います。
一般的には元日の朝の「元日詣」が主流となってきましたが、中には大晦日の夜の「除夜詣」にお出掛けになる方も多くいらっしゃいます。
全国区の有名な神社や各地域の人気の参拝スポット等は、三が日ひっきりなしの状態で参拝客が途切れる事はないと思いますが、1日~3日の間でしたら15時~17時くらいが狙い目だと思います。
どうしても混雑を避けたい場合は、三が日以降の参拝をお勧めします。
初詣での最低限のマナー
私個人的に感じました 3つの事柄について、1度よく考えてみて欲しいと思います。
ペットを連れ込まない
神社の境内が犬の散歩コースとなっているという近所の方も多いとは思いますが、『犬の散歩を禁止しています。』と看板を掲げている神社も多い一方で、只でさえ混雑している人混みの中を堂々と散歩をしている方が非常に多いです。
確かに ペット=家族 であるのは充分 理解出来ます。
しかし、ルールはルールなのです。
初詣や神社参拝の際には、ワンちゃんには少しの間だけ お家でお留守番してもらってて下さいませ。
自転車や玩具の持ち込みを控える
これに関しては、私自身 正直 凄く驚きました。
大人の自転車ではなく、子供の補助輪ブレーキなしの自転車や車の玩具に乗って混雑する境内の中を蛇行運転していたのです。(多分、幼稚園児くらい)
人に当たれば大事故になってしまいますし、そもそも 神社は公園ではありません。
TPOを弁えて行動するという事を、まずは親御さんがしっかりと理解し 子供さん方へ教えてあげて欲しいと思います。
飲酒や喫煙を控える
近年、飲酒運転の罰則が厳しくなり 神社参拝時に振る舞われる甘酒もノンアルコールの物が増えてきました。
しかし中には、夜間帯にお酒や煙草を持ち込んで お祭り騒ぎを起こす方も多くいらっしゃいます。挙げ句の果てには、自分等で撒き散らした大量のゴミを放置するという。
上記で綴りました通り、神社は神様がいらっしゃる神聖な場所なのです。
参拝の際には飲酒や喫煙を控えて、神聖な気持ちで臨んで頂きたいと思います。
熊本のおすすめ神社紹介
常日頃から、お邪魔しております健軍神社は とても人気があり 毎年多くの参拝客で賑わう市内でも指折りの人気参拝スポットの一つです。
駐車場も完備されており、熊本市内を走る路面電車が近いという事から交通アクセスにおいても凄く便利が良い場所にあります。
約1200m続く参道から観る楼門は、とても美しく迫力があり それもまた魅力の一つです!
☆出水神社(熊本市中央区)★
水前寺成趣園内にあります出水神社。
手水舎に隣接して神水「長寿の水」が湧き出ています。
水前寺成趣園の壮大な美しさは今や熊本の人気観光スポットの一つとなり、連日多くの外国人観光客で賑わっております。
加藤清正が祀られている神社。
熊本城が一番近くで見れるということで、地元の方は勿論 国内外から多くの観光客が訪れる とても人気のある参拝スポットです。
武将みくじというユニークなおみくじがあり、どんな武将が出るのかが楽しみの一つでもあります。
熊本市の総鎮守と言われている神社。
真っ赤な社殿がとても特徴的で圧巻の美しさ。
夜間帯は参道の灯篭に明かりが灯り、とても綺麗で神秘的な場所です。熊本市中心部に位置するため、交通アクセスも充分にありますし 観光がてら立ち寄る方も多くいらっしゃいます。
毎年9月には、馬を引き連れて60~70を超える団体が熊本の街を練り歩く 秋季例大祭が開催され、その全ての団体が藤崎宮からスタートし、市街地を一周して戻ってくるという伝統的なお祭りも人気です。
阿蘇神社の御創立は孝霊天皇9年(紀元前282年)と伝えられ、約2,300年の歴史を有しており、全国に約500社ある「阿蘇神社」の総本社です。
歴史が深く、壮大且つ立派な楼門は言葉が出ない程に迫力がありました。
地元の方は勿論 県内外や外国からも多くの観光客が訪れていました。
2016年4月に起こりました熊本地震により、壊滅状態となってしまいましたが 徐々に復旧工事が進み、少しずつ以前の姿を取り戻そうとしています。
1日でも早く、元の姿に戻れますよう祈っております。
震災前
⇊⇊⇊
震災後
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終わりに
多忙な日々を送っている方々や、普段 神社へ足を運ぶことがない方が少しでも神社参拝に関して理解と興味を持って頂きたくて まとめてみました。
初詣に限らず、気が向いた時にでも お近くの神社へ足を運んでみて下さいませ。
気忙しかった気持ちが自然と和らぎ、清々しい気分にもなる とても神秘的な場所ですよ。
この記事が少しでも皆様のお役に立てますように。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
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