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2020年1月6日 紙面から
大文字山の頂上付近で、地元の少年チームの子どもたちと「大」ジャンプする大野雄=京都市で
中日の大野雄大投手(31)が5日、京都市左京区の大文字山で毎年恒例の登山トレを敢行した。「大」の字の頂点に立った左腕は改めて開幕投手に意欲を示すとともに、昨季は自己ワーストの18本だった被本塁打の半減を一つの目標に掲げた。
小雨がぱらつき、足元がぬかるむ中でも、大野雄の足取りは軽やかだった。京都外大西高時代から続く新年の大文字山登山。「大」の字の頂点で京都市内を一望した左腕は「勝負の年」と位置付ける2020年への思いを語った。
「昨年で気持ちの持っていき方はつかめた。技術面では本塁打を減らしたい。20本近く打たれているので半分にしたい。昨年の前半はソロ3本までは打たれてもいいと思って投げていたけど、今年はそうはいかない」
昨季前半は「失点しても試合をつくればいい」と言い続けた。ネガティブ思考に陥り、0勝に終わった18年の反省からポジティブ思考に転換するための自己暗示は一定の効果を生んだが、14試合で14本塁打を浴びた。
これに対し、後半は芽生えた自信を背景に「1点もやらない」とハードルを上げた。結果、11試合で被本塁打は4本に減少。9月には無安打無得点試合を達成し、逆転で最優秀防御率のタイトルも獲得した。
そんな後半でも大野雄は「防げた本塁打はある」と言う。真っ先に挙げたのは9月8日のDeNA戦(ナゴヤドーム)でソトに浴びた2ラン。完封直前の9回、四球を嫌がり甘くなったところを捉えられた。
だから今季は開幕から被弾を徹底して防ぐ。まずは3月20日の広島戦(マツダ)。「開幕投手は目指さないといけないと言っているし、目指すもんやと思っているので」。3年ぶり3度目の大役に改めて名乗りを上げ、こう続けた。
「ほんまにしんどいですけどね。勝ったら天国、負けたら地獄やから。でも2つとも経験して、それでもやりたい」
16年の阪神戦(京セラドーム大阪)は一発を許さず、7イニング2/3を2失点で勝利投手になった。17年の巨人戦(東京ドーム)は6イニングで2本塁打を浴び、6失点で負けた。天国と地獄を分けたのはまさに一発だった。
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