【日本ハム】斎藤佑樹が先生になる 北海道胆振東部復興支援のため小学校で熱血授業へ

16年11月、北海道・美瑛小学校を訪問し、子供たちと交流した斎藤(左)と有原
16年11月、北海道・美瑛小学校を訪問し、子供たちと交流した斎藤(左)と有原

 日本ハムの斎藤佑樹投手(31)が25日に北海道・胆振(いぶり)東部の小学校で、人生で初めて教壇に立ち、授業を行うことが5日、分かった。18年9月に発生した北海道胆振東部地震の被災地復興のため、杉谷拳士内野手(28)とともに被災現場を視察後、その半生を子供たちに語りかける。

 今回のイベントは「FIGHT! HOKKAIDO 北海道胆振東部復興支援 斎藤佑樹×杉谷拳士bySUUMO」と銘打たれ、胆振東部地震を風化させないことや、被災地の子供たちに元気を届けることが主な目的だ。慶大時代に02年春の東京六大学野球リーグ戦で本塁打王にも輝いたフリーアナウンサーの田中大貴氏(39)がプロデュースを務め、「斎藤投手は早大教育学部の出身ですし、ぜひ教壇に立ってほしい」とオファー。実現することになった。

 斎藤はこれまで講演の講師を務めたことはあるが、教壇に立つのは初めて。故郷・群馬での少年時代や、早実での全国制覇を成し遂げるまでの苦闘の日々、さらには大学日本一に輝いた早大での思い出や、けがに苦しみながらも再起を誓うプロでの9年間など、道のりは順風満帆ではないだけに、子供たちにとっては学びの多い時間となりそうだ。

 後輩の杉谷は2日にテレビ朝日系で放映された「リアル野球BAN」での熱演が視聴者から絶賛された直後とあって、子供たちの盛り上がりは必至だ。斎藤は大みそかに結婚を発表したばかり。決意も新たに臨む今季。愛する北海道の小学生のために、“斎藤先生”が熱血授業を展開する。

 ◆北海道胆振東部地震 18年9月6日午前3時過ぎ、北海道胆振地方を震源とするマグニチュード6.7の地震が発生。厚真(あつま)町で最大震度7、安平町、むかわ町で震度6強を観測した。道内で震度7の揺れが観測されたのは初めて。土砂災害などで44人の命が失われた。

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