冬優子 「えっ? プロデューサーさんが休み? プロデューサーさん、どうしちゃったんですか〜?」
はづき 「プロデューサーさん、風邪を引いて寝込んでるみたいで……」
冬優子 「大丈夫なんですか〜? ふゆ、プロデューサーさんが心配です〜」
プルルルル……
P「……もしもし」
冬優子 「ちょっと! どうして風邪引いてるのよ! あれだけ働きすぎには気を付けなさい、体調管理しっかりしなさいって言ったじゃない!!」
P 「い、いや〜 面目ない……」
冬優子 「はぁ、まあいいわ。 そんで?」
P「?」
冬優子 「体調の方はどうなのかってことよ、少しは良くなったの?」
P 「あぁ、少しは良くなっt…」ガシャーン!
冬優子 「ちょっと! 何よ今の音! 大丈夫なの?」
P 「ちょっとコップを落としただけだから大丈夫……」
冬優子 「全然大丈夫じゃないじゃない! 今から行くから、ベッドで大人しくしてなさい! わかった?」
P 「ちょ、冬優k」
冬優子 「プロデューサー? 入るわよー」
P 「冬優子……」
冬優子 「ホントにしんどそうじゃないアンタ…… 薬は飲んだの?」
P 「あぁ…… 悪いな」
冬優子 「本当ね、アンタが倒れたらどれだけの人に迷惑かけるかわかってる? ふゆのプロデューサーなんだからそんくらいしっかり自覚しなさいよ!」
P 「すまん……」
冬優子 「それにあれだけ、体調管理しなさい、しっかり休みなさいって言ったわよね?」
P 「厳しくない? 俺一応病人なんだけど」
冬優子 「それだけ怒ってるってことよ。 まあこれに懲りたら、もう無理はしないって肝に銘じなさい。 わかった?」
P 「これからは気をつけます……」
冬優子 「そ。 じゃあそこで大人しくしてなさい。 材料買ってきたし、なんか作ってあげるから」
P 「いや、流石にそこまではさせられない……」
冬優子 「さっきコップ落としたのは誰だったかしら?」
P 「……ありがとう、冬優子」
冬優子 「簡単なものだけど、はい」
P 「冬優子、ありがとう……んっ、うまい」
冬優子 「当然でしょ、ふゆが作ったんだから」
冬優子 「それと、これ。 ポカリね」
P 「あぁ、何から何までありがとうな。冬優子」
冬優子 「ホントね、治ったらどんなお礼を貰おうかしら?」
P 「実現できる範囲で頼むぞ……」
冬優子 「冗談よ、そんな意味不明なことは言わないわ」
P 「ホッ……」
冬優子 「だから、アンタは食べ終わったならゆっくり寝てなさい、ふゆは洗い物してるから」
P 「お母さん……」
冬優子 「な ん か 言 っ た ?」
P 「すいません寝ます」
冬優子 (やっと寝た……)
冬優子 (アンタが、ふゆの為に頑張ってくれてるのはわかるんだけどね…… それで倒れたら元も子もないっていうのに)
冬優子 (ふゆだってアンタの力になれるのに…… こんな時くらい素直にふゆのこと頼ってくれても……)
P 「……ふゆこ」
冬優子 「!!!」
冬優子 「なんだ……寝言か……」
冬優子 「ふふっ、早く治しなさいよね、プロデューサー」